代打ドミンゲスが9回同点2ラン&11回同点二塁打と采配的中、約4時間40分の大熱戦を制す
千葉ロッテは24日、本拠地での北海道日本ハム戦に延長12回の末、7-6で劇的サヨナラ勝ちを収めた。敗戦濃厚と思われた9回1死一塁から、代打の新外国人ドミンゲス内野手が左翼へ起死回生の3号同点2ラン。延長11回に1点を勝ち越されたが、その裏にまたドミンゲスが中堅へ同点二塁打を運ぶと、最後は延長12回に清田がサヨナラヒットを放ち、約4時間40分の大熱戦を制した。
プロ2度目の先発マウンドに上がったドラ5右腕の渡邊啓太投手。初回に先頭・西川遥輝外野手に右翼へ三塁打を運ばれ、続く大田泰示外野手の右犠飛で1点を先制される。味方打線が3回に2点を返して逆転に成功。渡邊は4回まで粘ったが、球が浮き始めた5回に捕まり、中田翔内野手の10号3ランなどで再逆転を許した。
打線は北海道日本ハム先発の村田透投手から3回に2点を奪ったが、4回以降は攻め手に欠き、7回まで3安打に抑えられた。
8回に4番手のシェッパーズが1点を失ったが、直後に藤岡裕大内野手が3号ソロを右中間席に運び、2点差を守った。すると9回、1死から鈴木大地内野手が四球を選ぶと、井口資仁監督は代打ドミンゲスを投入。この采配がズバリ的中し、来日3号2ランで同点に追いついた。
試合は延長戦へ突入。延長11回に内竜也投手が1死満塁からレアード内野手の中犠飛で1点を勝ち越される。万事休すと思われたが、その裏に井上晴哉内野手の左中間二塁打などで2死二塁とすると、ここでドミンゲスが左中間へ二塁打を運んで再び同点。延長12回に先頭の荻野貴司外野手が左前打で出塁。その後、相手のミスなども絡み、2死一、三塁のサヨナラ機を作ると、最後は清田が値千金のサヨナラ打を左前に運び、勝利を飾った。
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