2点を追う9回1死満塁からバットを折りながら同点2点タイムリー

エンゼルスの大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、敵地ブルージェイズ戦に2試合連続で「5番・DH」でスタメン出場し、第5打席の9回1死満塁から同点に追いつく2点タイムリーを放った。チームに5-4の逆転勝ちを呼び込んだ大谷の勝負強さに、地元メディアのみならず敵地メディアも称賛している。

大谷の一打でエンゼルスは息を吹き返した。この日、ノーヒットで迎えた2点を追う9回。一死満塁の好機で7番手右腕クリッパードが投じたチェンジアップにバットを折りながらも中前に運び起死回生の2点タイムリーでチームは同点に追い付いた。

ロサンゼルスで中継しているテレビ局「FOXスポーツ・ウェスト」の公式ツイッターでは大谷の勝負強さの光った一打を動画で紹介し「伝説は続く!ショウヘイ・オオタニは折れたバットでセンターに2点タイムリーを放ち、同点に」とツイートし称賛している。

米メディアに記事を寄稿するフリーランスのキム・スンミン記者も「ショウヘイ・オオタニとタイラー・クリッパードの対決は、私が思っていた通りの結果になった」とツイートし、前日にも対戦した右腕を攻略した大谷の打撃を評価している。

また、土壇場で見せた大谷の一打には敵地メディアも脱帽。カナダのテレビ局「ザ・スポーツ・ネットワーク」の人気スポーツニュース番組「スポーツセンター」の公式ツイッターでは「ショウヘイ・オオタニの9回の2点タイムリーがエンゼルスの逆転勝利の鍵に」と速報している。

土壇場で勝負強さを発揮した大谷。この日はメジャー初盗塁をマークするなど、4打数1安打1四球1盗塁2打点の活躍で打率は.308となった。投打で全米を魅了する二刀流の活躍はまだまだ続きそうだ。

記事提供：Full-Count