後藤駿太の決勝打でオリックスが延長戦に勝利。福岡ソフトバンクは今季初黒星

パ・リーグ インサイト

2022.4.6(水) 22:00

オリックス・バファローズ 後藤駿太選手(C)パーソル パ・リーグTV
オリックス・バファローズ 後藤駿太選手(C)パーソル パ・リーグTV

 4月6日、PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクとオリックスの第2回戦は、3対1でオリックスが延長戦を制した。

 オリックスの先発・田嶋大樹投手は、1死1、2塁のピンチを招いた初回を無得点で切り抜けると、2回裏を3者凡退に打ち取って流れをつくる。一方、打線も相手先発の和田毅投手に3回まで無安打に抑えられ、試合は投手戦の様相を見せる。

 均衡が破れたのは4回表。先頭のバレラ選手が四球で出塁すると、続く吉田正尚選手が放った二塁打に相手野手の失策が絡み、オリックスが1点を先制した。

 援護をもらった田嶋投手は6.2回2安打5四球無失点の粘投を見せ、2番手の村西良太投手、3番手・ビドル投手もそれぞれリードを守る。1点差のまま迎えた9回裏には、平野佳寿投手が登板。しかし2死1、3塁から上林誠知選手に痛恨の同点打を浴び、試合は延長戦へ。

 しかし、直後の10回表に打線が奮起。2死2塁から代打・後藤駿太選手が前進守備の外野の頭を越す勝ち越し打を放つと、宜保翔選手も右翼手の前に落とす適時打で続き、3対1とした。10回裏は黒木優太投手が3人で締め、試合終了。

 勝利したオリックスは、延長10回表に後藤駿太選手が決勝打。10回表に登板した黒木優太投手は2017年以来のセーブをマークした。先発の田嶋大樹投手も今季初勝利こそ逃したが、7回途中無失点と十分な投球を見せている。

 一方敗れた福岡ソフトバンクは、6回途中1失点(自責点0)の好投を見せた和田毅投手を援護することができず。最後は守護神の森唯斗投手がつかまり、開幕から続いた連勝が「8」で止まった。なお、和田毅投手はこの試合で日米通算2000投球回を達成した。また、「2番・左翼手」プロ初スタメン出場を果たしたドラフト4位ルーキー・野村勇選手は、3回裏に内野安打。自慢の快足でプロ初安打をもぎとった。

  12345678910 計
オ 0001000002 3
ソ 0000000010 1

オ 田嶋大樹-村西良太-ビドル-○平野佳寿-S黒木優太
ソ 和田毅-藤井皓哉-板東湧梧-●森唯斗

文・吉村穂乃香

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