かつてのエンゼルスの主砲モラレス、ケタ外れの才能に驚嘆「アメージング」
エンゼルスの大谷翔平投手について、同じメジャーリーガーの強打者が「別世界の人間」と証言している。22日(日本時間23日)、エンゼルスと対戦したブルージェイズの指名打者、ケンドリス・モラレスが、大谷について「彼は別世界から来たんだと思う」と語ったと、ブルージェイズの本拠地カナダ・トロントの地元紙「トロント・スター」電子版が報じている。
この日は3打数無安打1四球と3試合ぶりのノーヒットに終わったものの、試合前の打撃練習ではロジャーズ・センター5階席へ打球を放り込んで、敵地ファンの度肝を抜いた大谷。投打で高い能力を見せつける二刀流に魅了されているのはファンのみならず、相手チームの選手とて同じだった。同紙によると、モラレスは大谷について「彼は別世界から来たんだと思う」と語った上で、「彼が成し遂げていることは、アメージングなんだ。誰も彼と比べることはできないよ」とコメントしたという。
モラレスは、かつてエンゼルスの主砲としてプレーしたことがあり、自身もキューバから何度もアメリカに亡命を企てては収監を繰り返しながら、最終的には大リーグ入りを果たした苦労人だ。異国からやってきて野球文化の違い等に戸惑い、レギュラーを取るまでに時間がかかっただけに、大谷がどれだけすごいことをやってのけているかを肌で感じたのだろう。それが「誰も彼と比べることはできない」というコメントに凝縮されている。
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