オリックスが12年ぶりの開幕戦勝利。山本由伸は8回3安打9奪三振無失点の好投

パ・リーグ インサイト

2022.3.25(金) 21:03

オリックス・バファローズ・山本由伸投手(C)パーソル パ・リーグTV
オリックス・バファローズ・山本由伸投手(C)パーソル パ・リーグTV

 3月25日、ベルーナドームで行われた埼玉西武とオリックスの第1回戦は、6対0でオリックスが勝利した。

 2年連続となった埼玉西武・高橋光成投手とオリックス・山本由伸投手の開幕戦での投げ合いは、両者とも上々の立ち上がりを見せた。

 先にマウンドに上がった埼玉西武・高橋光成投手は、5回までのうち4イニングを3者凡退に抑える完璧なピッチング。唯一走者を許した3回表には、死球で出塁した7番・ラベロ選手を素早いバント処理にて2塁でアウトにするなど、好守備も披露した。

 対するオリックス・山本投手も2回裏には3者連続三振を奪うなど、5回までを1安打に抑える快投を披露。打線は両投手の好投を崩せず、前半はスコアボードに「0」が並んだ。

 試合が動いたのは6回表。9番・安達了一選手が内野安打で出塁すると、2番・宗佑磨選手が適時二塁打を放ち、オリックスが先制に成功する。続く3番・吉田正尚選手にも適時打が生まれ、この回2点を奪取した。

 安定した投球を続けていた山本投手は、7回裏にピンチを迎える。2番・オグレディ選手に来日初安打を許すと、四球も絡んで1死1、2塁に。しかし続く5番・中村剛也選手を見逃し三振に仕留めると、最後はセンターへの打球をダイビングキャッチした福田周平選手のファインプレーに助けられ、無失点で終えた。

 打線は7回以降得点がなかったが、9回表に吉田正選手が内野安打で出塁、四球が続き2死満塁から、敵失策の間に2人が生還。さらに9番・安達選手が2点適時三塁打を放ち、この回一挙4点を追加した。9回裏は村西良太投手が無失点で締めて試合終了。

 勝利したオリックスは、山本投手が8回104球3安打2四球9奪三振無失点の好投で開幕戦の勝利投手に。打線では吉田正選手が2安打1打点の活躍を見せ、12年ぶりの開幕戦勝利を飾った。

 一方、敗れた埼玉西武は、先発の高橋光成投手が7回5安打1死球2奪三振2失点と申し分ない内容だったが、打線がつながらず3年連続の開幕戦勝利とはならなかった。

  123456789 計
オ 000002004 6
西 000000000 0

オ ○山本由伸-村西良太
西 ●高橋光成-宮川哲-十亀剣

文・北村彩実

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