「つなぎの4番」が北海道日本ハム・マルティネスを攻略、打率も3割に乗せた
千葉ロッテの4番、角中勝也外野手が今季初本塁打を放ち、チームの4連勝に大きく貢献した。22日、ZOZOマリンで北海道日本ハムを2-0で破った試合で、先発のマルティネスから2回に放った1号アーチが決勝打になった。
2回先頭でカウント2-1からの4球目、内角の144キロを右翼席に運んだ。「カットを待っていた分、少し差し込まれたが、うまくクルッと身体を回して打つことができた」と角中。本人に言わせれば、第2打席の4回1死一塁で133キロのチェンジアップを右前打したほうが「イメージ通り。狙ったところと2メートルぐらい違っただけ」と話した。並外れたバットコントロールはさすがだ。
5月に入って3連敗の先発・石川がストレートを軸に8回118球3安打無失点の好投。「つなぎの4番」と自称する角中が、石川の熱投に応えた。メジャー通算17勝右腕のマルティネスに、4月6日の初対戦ではわずか4安打。この日も結局5安打だったが、首位打者2度の角中が、均衡を破る突破口となった。
井口監督も「なかなかマルティネスを打ち崩せなかったが、そういう時のホームランは大きい。随所にいい打撃を見せてくれている」と胸椎圧迫骨折から復帰した主砲の存在が頼もしそう。
19日の福岡ソフトバンク戦から、3試合連続で打点をマーク。打率も.303と3割の大台に乗せたが、「全く意識しない」と角中。石川と一緒に立ったお立ち台では「5連勝します」と宣言した。選手会長の頭には、チームを勝率5割へ戻すことしかない。
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