アクシデントで開幕ローテ回避の松本に代わって大関を起用
福岡ソフトバンクの藤本博史監督は23日、25日の開幕戦で当たる北海道日本ハム・新庄剛志監督が新人の北山亘基投手を先発に立てると自身のSNSで予告したことについて「いいんじゃないですか。新庄監督らしくて」とひと言。「まっすぐは速いし、カーブ、フォークボールの投手かな。見た感じはコントロールでビシバシというよりも、強さで勝負するウチの杉山みたいなタイプかな」と冷静に分析する。
北海道日本ハムはオープン戦序盤、細かな継投でつないできただけに「逆にロングリリーフの投手が入っているかもしれないし、ウチの野手には相手投手がどんどん変わっていくつもりで積極的にいってもらいたい」とした。
また治療中の不慮の事故でリハビリ組に入る松本裕樹に変わり、大関友久を起用すると明言。右肩違和感の田中正義に続いて開幕ローテを争っていた松本も外れ「あと競争していたのは杉山(一樹)と大関やからね」と2投手のローテ入りが決まった。
杉山は「ずっとそこを目指してきたので、やるしかない。(ローテ入りを)確立できたわけじゃないし、コリン・レイもいるので結果を残していかないと投げられなくなる」と、まだまだ危機感を抱き続ける。また大関は「しっかり結果を残せるように。気持ちの変化はあると思うがいい意味で開き直りたい」と初のローテ入りに気を引き締める。
また野手については「開幕スタメンはほぼ決まっている。競争に勝ってきた選手が出るのは当たり前」とし、オープン戦で結果を出した松田宣浩らの起用を示唆。「世代交代と言われているのにメンバーが変わってないじゃないかと言われるかもしれないけど、(1軍登録野手の)17人の中は昨年とは大きく変わっていますよ。その中からどんどん追い上げていけばいい」と、開幕後もシーズンを通してチーム内の競争を促していく。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)
記事提供: