【試合戦評】投打に精彩を欠いて横浜DeNAに敗戦。楽天のオープン戦初戦

パ・リーグ インサイト

2017.3.4(土) 00:00

3月4日、倉敷マスカットスタジアムにて、楽天対横浜DeNAのオープン戦2連戦の初戦が行われた。楽天の先発を任されたのは、プロ5年目の森投手。初回、森投手は危なげなく2死を奪うものの、3番・梶谷選手に二塁打を浴び、4番・ロペス選手の内野安打の間に梶谷選手が生還、立ち上がりに1点を失う。

さらに2回表には、1死1塁の場面で8番・嶺井選手に二塁打を打たれ、1死2,3塁のピンチを迎えると、9番・ルーキーの佐野選手に適時打を打たれて2点を献上。制球が定まらず、5回表、6回表にもそれぞれ1点ずつを失い、最終的に5回1/3を投げて6安打3三振3四球5失点という結果となった。5回表には、柴田選手の盗塁を警戒するあまりボークを取られるなど、精神的な動揺によってピンチを広げる場面も見られた。

6回表の途中から2番手を託された西宮投手も、1回2/3を投げて3失点、3番手の高梨投手も1イニングを投げて1失点。楽天投手陣は終始大量リードを許し、最後まで試合の流れを引き寄せることができなかった。

また野手陣も、2死満塁などのチャンスを再三迎えるものの、得点に結びつけることができず。8回裏、2死1,2塁の場面で、途中出場の銀次選手が1点適時打を放ったが、それ以外の得点は押し出し四球による2点のみ。

試合は3対9で楽天が破れ、内容的にも投打において精彩を欠いた。しかし、9回表に登板したルーキーの森原投手が、横浜DeNAの攻撃を3者凡退であっけなく終わらせ、新人らしからぬ存在感を示した。

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