8回途中110球の熱投でチーム6連敗を阻止
エンゼルス大谷翔平投手が20日(日本時間21日)、本拠地レイズ戦で今季4勝目(1敗)を挙げた。メジャー最長となる7回2/3を6安打9奪三振2失点(自責2)。110球の熱投でチームの6連敗を阻止した。これで今季大谷が先発した7試合でチームは6勝1敗と大きく勝ち越し。大谷は「結果的に勝てばオーケーかなと思っていますし、直接勝ちに結びつかなくても、勝てるチャンスを作るのも仕事かなと思っているので、そこはすごい大事じゃないかと思っています」と、何よりもチームを勝利に導いたことを喜んだ。
立ち上がりで制球に苦しんだ大谷は、3回にフィールドに先制ソロを許したが、「打たれてベンチに帰った後も、すごく雰囲気はよかったですし、勝てるなと思ってその後も投げてはいました」と諦めず。そこから打者12人を連続凡退と力投すると、打線は4回に逆転に成功。その後も効果的に加点して勝利を呼び込んだ。大谷は「逆転するまでは耐えるピッチングが必要でしたし、その後は勝つために全力で攻めていくっていうことだったんで、メリハリはあったんじゃないかと思います」と振り返った。
序盤に苦しみながらも、終わってみればメジャー最長7回2/3を2失点。「調子はよくなかったですけど、その中で悪いなりにゲームを作っていけたのはよかったですし、結果的に最後8回くらいまで投げられたのもよかったと思います」と自らに及第点を与えた。
次回は27日(同28日)敵地ヤンキース戦で田中将大投手と投げ合う可能性が高い。大谷は「その前に打席があるので、1日1日、先を見ずにやっていければと思います」と平常心を貫いた。
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