3回先頭にソロ被弾後は打者12人を連続凡退
エンゼルス大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、本拠地レイズ戦で今季7度目の先発に臨み、メジャー移籍後最長となる7回2/3を1被弾を含む6安打1四球9奪三振2失点(自責2)の快投で今季4勝目(1敗)を挙げた。110球(68ストライク)の熱投で、打線の援護にも恵まれながら5-2で勝利。チームの6連敗阻止に成功した。
立ち上がりは制球に苦しんだが、3回に先頭フィールドに中堅へ先制ソロを被弾した後は、圧巻の12者連続凡退とした。7回は走者2人を背負うも無失点。ここまでで99球を投げていたが、8回も続投した。
マウンドに戻った8回。先頭フィールドに右翼線へ二塁打され、自身も暴投で三塁へ進めると、続くスパンの遊ゴロの間に1点を返される。2死からウェンドルに右前打を許したところで、110球(68ストライク)を投げて降板。救援がきっちり抑えて追加点を許さなかった。
打線は、0-1の4回に相手のミスを突いて無安打ながら2点を挙げて逆転に成功。コザートが5回に右犠飛、7回にも中犠飛を放って2点を追加。8回にはマルドナドが2号ソロを放ち、勝利を確かなものとした。
大谷はこの日9奪三振を記録。デビューから7試合のうち6試合で6奪三振以上を記録したのは、ハーブ・スコア(1955年)、田中将大(2014年)に続き、1908年以来ア・リーグ史上3人目の快挙となった。
5連敗中だったチームを救う価値ある1勝。二刀流・大谷がまた輝きを増した。
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