「投げてるボール1球1球自体は良かったと思う」と手応え
福岡ソフトバンクの2016年ドラフト1位・田中正義投手が開幕ローテ入りに向けてアピールした。12日に行われたキャンプ2度目の紅白戦。白組の先発として登板すると、最速152キロをマークして、2回1安打無失点2奪三振と好投した。藤本博史監督も「あのままやってくれれば、不安なく投げられている感じで楽しみ」と目を細めていた。
この日からゴーグルを着け始めた田中。初回いきなり先頭の三森に対して152キロを投じて中飛に打ち取ると、続く野村勇に対しても152キロで右飛に。栗原には中前安打を許したものの、盗塁死で初回を結果的に3人で抑えた。2回は先頭の中村晃を四球で歩かせたものの牽制でアウトに。甲斐、明石は連続三振に仕留めて、2回を無失点に封じた。
「投げてるボール1球1球自体は良かったと思うので、もっともっと精度を上げていけたらいい。力感なく投げられているので状態としてはいいと思います」と手応えを口にした。開幕ローテは開幕投手最有力の千賀をはじめ、東浜、石川は当確。残る枠を争う存在として、まずはアピールに成功し「なんとか6人に入れるようにやっていきたい。そこを目標にやっているので達成したい」と語っていた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)
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