打線が活気付いた千葉ロッテが今季初の同一カード3連勝。福岡ソフトバンクは今季最長の4連敗

パ・リーグ インサイト

2018.5.20(日) 17:24

千葉ロッテマリーンズ・益田直也投手、荻野貴司選手、中村奨吾選手(C)PLM
千葉ロッテマリーンズ・益田直也投手、荻野貴司選手、中村奨吾選手(C)PLM

ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテと福岡ソフトバンクの今カード最終戦。昨日の試合では先発のボルシンガー投手が7回無失点の好投を見せ、打線も8得点と奮起した千葉ロッテがカード勝ち越しを決めた。3連勝を狙う千葉ロッテはプロ2年目の土肥投手が先発のマウンドへ。昨季は中継ぎとして登板していた左腕は、プロ初先発となる今日のマウンドでどのような投球を見せてくれるか。対する3連敗中の福岡ソフトバンクは、2試合連続完封中の武田投手を先発のマウンドに送る。今季からエースナンバーを背負う武田投手は連敗を止められるか。

試合は初回から動きを見せる。1回裏、先頭の荻野貴選手が中安で出塁すると敵失の間に2塁へ。続く2番・藤岡裕選手が進塁打で1死3塁とすると、続く中村選手が右犠飛を放って先制。浅いフライだったが荻野貴選手が快足を飛ばして生還、千葉ロッテの上位打線が2試合連続完封中の武田投手を攻め立てて先制する。さらに3回裏、先頭の8番・田村選手、加藤選手、荻野貴選手が三連打で無死満塁の絶好機を作る。ここで藤岡裕選手が四球を選んで1点を追加し、続く3番・中村選手が2点適時打。千葉ロッテ打線が猛攻を続け4対0と序盤で4点のリードを握る。

プロ初先発の千葉ロッテ・土肥投手だったが4回表に上林選手に適時二塁打を許し1失点。勝利投手の権利がかかった5回表には柳田選手に犠飛を浴び、なおも2死2塁のピンチで降板。勝利投手まであとアウト1つの場面でマウンドを降りた。

2点を返された千葉ロッテだったが、打線の勢いはまだ止まらない。5回裏にも4番・角中選手の2点適時二塁打、続く清田選手の適時打でさらに3点を追加。6回裏には福岡ソフトバンクの2番手・二保投手から9番・加藤が右前適時打を放って8対2と、千葉ロッテが中盤にも得点を重ねて大きく突き放す。

このまま逃げ切りたい千葉ロッテは7回表、3番手・大谷投手が4番・デスパイネ選手に9号2ランを浴びて2点を返されるが、8回表をシェッパーズ投手、9回表は内投手の盤石の継投で以降は福岡ソフトバンクを寄せ付けずに試合終了。千葉ロッテと福岡ソフトバンクのカード最終戦は8対4で千葉ロッテが勝利した。

勝利した千葉ロッテは打線が連日の2桁安打を放って8得点。先発の土肥投手が5回途中2失点で降板したが、中継ぎ陣がリードを守り切り今季初の同一カード3連勝を飾った。一方、敗れた福岡ソフトバンクは打線が4得点を奪ったが、先発の武田投手がまさかの5回7失点と崩れ、今季最長となる4連敗を喫した。

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