打線が奮起した北海道日本ハムが連敗脱出。加藤貴之は6回1失点の好投で今季3勝目

パ・リーグ インサイト

2018.5.20(日) 17:08

北海道日本ハムファイターズ・レアード選手(C)PLM
北海道日本ハムファイターズ・レアード選手(C)PLM

札幌ドームで行われた北海道日本ハムと楽天の3連戦最終戦。昨日はエース・則本投手の好投もあって楽天が勝利し、早々とカード勝ち越しを決めた。4連勝をうかがう楽天の先発は塩見投手。今季初登板となった5月4日の埼玉西武戦では、権利を得ながらも白星をつかめず。連勝中のチームの勢いに乗って、初勝利を目指す。

対する北海道日本ハムは、加藤投手が先発のマウンドに上がる。パ・リーグ6球団でただ1人、日曜日に先発し続ける左腕は、今季ここまで2試合連続で黒星を喫したことがない。先週は7回6失点で敗戦投手となっただけに、今日は連敗を止める投球に期待がかかる。

先に試合を動かしたのは北海道日本ハム。1回裏、2番・大田選手、3番・近藤選手の連打が出ると、2死1,3塁となってから5番・レアード選手が適時打を放ち、実に20イニングスぶりの得点となる先制点を挙げる。さらに、6番・鶴岡選手の四球で満塁とすると、7番・岡選手がセンターの頭を越す走者一掃の適時二塁打でさらに3点を追加。4対0といきなり4点のリードを奪った。

早速援護をもらった加藤投手は、3回を3奪三振、無失点と上々の立ち上がりを見せる。それに応えるように3回裏、5番・レアード選手が左翼席中段に7号ソロを運び1点を追加。序盤3回を終えて、北海道日本ハムが5対0と大きくリードする。

その後も加藤投手は、楽天打線を手玉にとり4,5回をいずれも3者凡退に抑える。6回は8番・嶋選手、9番・オコエ選手の連打からピンチを招くと、3番・今江選手の犠飛で1点を失う。しかし、このピンチを最少失点で切り抜けた加藤投手は、6回1失点という上々の内容で、中継ぎにマウンドを託す。

6回にも、2番・大田選手の適時三塁打、近藤選手の内野ゴロの間に2点を追加した北海道日本ハム。7回を玉井投手、8回を浦野投手がそれぞれ3者凡退に抑えて7対1と6点のリードを持って最終回の攻防に突入する。

9回も引き続き浦野投手がマウンドへ。2番・藤田選手を中飛に打ち取ると、続く今江選手には二塁打を許しながらも、4番・ペゲーロ選手、5番・内田選手を打ち取って試合終了。効率よく得点を重ねた北海道日本ハムが7対1で勝利を収めた。

6回86球を投げ、被安打4、失点1と好投した加藤投手が今季3勝目。2番手で投げた玉井投手は開幕からの連続無失点を14試合に伸ばした。2試合連続で完封を喫していた打線も、11安打7得点と復調し、連敗を2でストップした。

対する楽天は、初回に大量点を許すとその後も失点を重ねる結果に。打線も北海道日本ハムの投手陣を前に散発5安打に終わり、連勝は3で止まった。

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