千葉ロッテは1986年に2年連続で3冠王に輝いた落合氏以来、本塁打王は不在
プロ野球は2月1日から12球団が春季キャンプをスタートさせ、選手たちは開幕1軍、レギュラー獲得を目指していく。昨季はオリックスの杉本裕太郎外野手が32本塁打を放ち、チームでは11年ぶりの本塁打王を獲得した。ここでは各球団の最後の本塁打王を見ていこう。
昨季、25年ぶりのリーグ優勝を果たしたオリックスは杉本が獲得。2010年には33本塁打でT-岡田外野手がキングに輝いていたが、それ以前では1996年に32本塁打のトロイ・ニール内野手だった。チーム名が阪急からオリックスに変更してからは3人だけだ。
楽天は2020年に32本塁打を放った浅村栄斗内野手。2019年に埼玉西武からFA移籍し、同年はキャリアハイの33本塁打を放つなど活躍。移籍後に自身初の本塁打王を獲得している。2005年に球団が設立して以来、本塁打王のタイトルを獲得したのは、2007年に43本塁打を放った山崎武司内野手と2人だけだ。
埼玉西武で最後にタイトルを獲得したのは2019年(43本)に2年連続で輝いた山川穂高内野手。ライオンズはこれまで数多くの本塁打王を輩出しており、2015年に37本塁打をマークした中村剛也内野手は計6回、助っ人でも2014年に34本塁打でエルネスト・メヒア内野手が手にしている。本塁打タイトルの常連チームともいえる。
福岡ソフトバンクでは2017年に35本塁打を放ったアルフレド・デスパイネ外野手が最後。ありえない方向、飛距離で“変態弾”を放つ柳田悠岐外野手は意外にも本塁打王のタイトルとは無縁。日本人では2004(44本)、2005年(46本)の松中信彦内野手まで遡ることになる。
北海道日本ハムの最後の本塁打王は2016年に39本塁打を放ったブランドン・レアード内野手。2013年には31本塁打でミチェル・アブレイユ内野手、日本人では2006年に32本塁打を放った小笠原道大内野手以来、現れていない。昨年、巨人に移籍した中田翔内野手は3度の打点王を獲得しているが、意外にも本塁打王を手にしたことはない。
パ・リーグで最も本塁打王のタイトルから遠ざかっているのは千葉ロッテ。オリオンズ時代の1986年に50本塁打を放つなど2年連続で3冠王に輝いた落合博満内野手が最後になっている。セ・リーグの阪神と同じく四半世紀以上も本塁打王が出ていない。
(Full-Count編集部)
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