金森打撃コーチらが熱心に指導「期待に応えたいという思いが…」
千葉ロッテの“アジャ"井上晴哉内野手が19日、ZOZOマリンの福岡ソフトバンク戦で9試合ぶりにアーチをかけ、8-1の勝利に貢献した。お立ち台では、ボルシンガー、角中とともにサッポロビール黒ラベル350ml缶1年分を贈られた。
5月5日の北海道日本ハム戦(札幌ドーム)以来となる5号ソロが飛び出したのは、1-0の4回だった。1死からバンデンハークのカーブを中堅バックスクリーンへ。アジャの一発が打線に火を着け、2死から田村、加藤の連打で二、三塁とすると、荻野貴がプッシュバントスクイズで2点を加えた。
「晴哉の一発で打線が一気に乗った。晴哉さんに感謝です」と角中も称える一発だ。故障から復帰した角中に5月11日の西武戦から4番の座を明け渡した。18日のソフトバンク戦からは5番から6番に打順を下げたが、元4番の意地を見せる一発。井上は「うまくボディーターンで打てた。カーブに身体が反応してくれた」と振り返る。
5月の声を聞くと2軍暮らしが始まるのが、井上が例年たどるパターンだ。「この時期、ここにいるのが珍しい」とお立ち台では自虐ギャグでファンを笑わせ、ホームラン賞のチョコレートも「全部食べると支障が出るかも」と憎めないキャラは変わらない。
金森打撃コーチを筆頭に、首脳陣は何とか1年を通して結果が出るよう指導を続けている。「(そういう)期待に応えたいという思いが(好不調の)波を小さくさせているのかもしれない。4番に返りたい気持ちはある」と強い思いを語った。
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