
◆練習試合 巨人3―3ロッテ(17日・那覇)=7回降雨コールド=
ロッテのドラフト2位左腕・毛利海大(明大)が実戦初登板を果たし、打者3人を完全に抑えて上々のスタートを切った。
「バキッ」という鈍い音がスタジアムの内野部分を覆う白い屋根に響き渡った。6回。この回から登板した毛利が投じた内角への146キロ速球。泉口のバットをへし折って投ゴロに打ち取ると、続くリチャードも145キロの速球で投ゴロに。荒巻を5球で二ゴロに仕留めた。1イニングを7球でまとめた実戦初登板を「マウンドに上がったらあまり緊張しませんでした。ブルペンが一番緊張したという感じですね」と淡々と振り返った。
最速146キロの速球に持てる変化球をテンポよくゾーンに投げ込み無四球と制球のよさも披露。「フォアボールを出すよりは打たれても仕方ないくらいの気持ちで投げました」。目を引いたのが荒巻にカウント1―1から投じた135キロのツーシーム。内角へ沈んでいく球でハーフスイングを取った。サブロー監督も「彼の強みのツーシームを左打者にちゃんと放れるのがいい」と高く評価した。
明大では東京六大学リーグで28試合に登板し、14勝2敗、防御率1・46を記録。先発ローテーション入りを期待される即戦力。自身の目標も当然、開幕ローテ入りだ。「ローテーションに入るのが目標なので、そこを目指してやっていきたいと思います」と目指すところはぶれない。初登板を「80点くらいですね」と自己採点。「あとは長いイニングを投げてどうなのかと、変化球の精度をもっと上げていかないといけない」。残りの20点分をシーズンまでに仕上げて、100点満点で目標を達成する。(秋本 正己)
◆毛利 海人(もうり・かいと)2003年9月14日、福岡県生まれ。22歳。福岡大大濠では3年春のセンバツに出場し、エースとして8強進出に貢献。明大では東京六大学リーグで28試合に登板し、14勝2敗、防御率1・46を記録。4年春は6勝、防御率1・34でベストナインを受賞。侍ジャパン大学日本代表にも選ばれた。25年のドラフトでロッテに2位指名を受け、契約金7000万円、年俸1200万円(金額は推定)で入団した。177センチ、77キロ。左投左打。背番号13。