今日から今季のオープン戦がスタート。沖縄県の各地で4試合が行われ、浦添では東京ヤクルト対千葉ロッテの試合が開催された。
開幕戦となる今日の試合のマウンドを託されたのは地元・沖縄県出身の大嶺祐投手。初回こそやや制球に苦しみ、3番・雄平選手に四球を与えたものの、外角を攻める投球で4番・バレンティン選手のバットを粉砕。無失点で切り抜ける。
2回、3回も走者を背負ったものの140キロ前後の直球に緩い変化球を織り交ぜる投球でいずれも無失点。さらに4回のマウンドにも上がり、4番・バレンティン選手、5番・グリーン選手、6番・畠山選手の中軸を相手に3者凡退。5回も結果的に3人で終わらせ、5回、被安打3、無失点という投球内容。昨季は1勝と非常に悔しいシーズンとなったが、勝負の1年となる今季は開幕ローテーション入りへ、まずは上々のスタートを切った。
一方の打撃陣では、新外国人の2選手の活躍が非常に目立つ内容となった。まずは2回に4番・パラデス選手が走者を2人置いた場面で左打席に立つと、外角低めの変化球を迷いなくフルスイング。快音を残し、グングン伸びる打球が右中間席に突き刺さる3ランとなった。続く3回には、先頭の6番・ダフィー選手がこちらも低めのボールを狙い打ち。左翼席に飛び込む一発を放ち、パラデス選手に負けじと長打でのアピールに成功した。
昨季24本塁打を放った主砲のデスパイネ選手が福岡ソフトバンクに移籍となり、その穴をどのように埋めるかが千葉ロッテの今季の課題であるが、その穴はこの2選手があっさり埋める、ということになるかもしれない。
オープン戦ではあるが、今季最初の試合を6対0で勝利する好発進。開幕候補の1人に挙げられている相手先発・小川投手から打線が序盤に6得点を奪う猛攻を見せると、投手陣がきっちり無失点に抑える試合運びで快勝した。今日の試合のように点が欲しい場面での得点力のアップや、大嶺祐投手が見せた好投のように、先発投手が試合を作ることができれば今年も上位争いができるはずだ。
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