1月17日、埼玉西武は株式会社ベルーナと本拠地『西武ドーム』の施設命名権(ネーミングライツ)スポンサー契約を締結。これに伴い本拠地の名称を『ベルーナドーム』に変更すると発表した。なお、契約期間は2022年3月1日から2027年2月28日までの5年間となっている。
西武ドームの新名称は『ベルーナドーム』。シーズン中の施策も発表
埼玉県上尾市に本社を置く通販事業会社ベルーナは、2015年から埼玉西武のオフィシャルスポンサー契約を継続。過去には球場イベントを実施しているほか、選手らが着用するヘルメットにも社名を掲出している。
西鉄時代からのライオンズファンであるというベルーナ・安野清社長は「同じ埼玉県に根を張る企業としてライオンズ様からお声をいただき、大変うれしく思っている。この5年間で力強いチームを作っていけるように、スポンサーとしてサポートしていきたい」とコメント。地域振興についても「この契約をきっかけに取り組みをさらに広げ、スポーツやエンターテインメントがこれからも夢を与えていけるよう、強く支援していければ」と盛り上げる姿勢を見せた。
また、西武ライオンズの奥村剛社長は「ドームが新しい名称に生まれ変わる最初のシーズンに、必ずや優勝をつかみ取り、ベルーナ様をはじめ多くのファンのみなさまのご期待にそえるよう邁進していく。ファンのみなさまにはぜひ今シーズンの埼玉西武ライオンズの試合や、エンターテインメントにご期待いただければ幸いです」とあいさつ。新たな名称で生まれ変わる本拠地での、チームの上昇を誓った。
ネーミングライツ取得にあたって、メインゲートとLビジョン上部などに『ベルーナドーム』のロゴを掲出。さらにシーズン中の施策としてホームゲーム開催時に本拠地勝利賞『ベルーナビクトリー賞』を設け、チームの勝利試合の来場者へ抽選で賞品をプレゼントする企画を発表。ライオンズとベルーナ公式マスコット『べるーにゃ』とのコラボグッズも製作される。
源田選手「ベルーナドーム元年にしっかり花を添えられるように」
埼玉西武ライオンズ・辻発彦監督は「私たち現場で戦う人間としては、やはりたくさんのファンの方々にこのベルーナドームへ足を運んでいただけるような熱い試合をやることが一番の任務。(今年でキャプテン3年目の)源田がやっている時にぜひ優勝したいという気持ちも大きい。ベルーナドーム元年という大きなタイミングで優勝する、そして日本一になるという大きな目標のもと、頑張っていきたい」とコメント。
キャプテンである源田壮亮選手も「(ロゴが)ドームの周りの緑ととっても合っていて、ぴったりだと思いました。ファンの方にはたくさん足を運んでいただきたいので、毎試合ベルーナドームで熱い試合をしたい。また、マスコットのべるーにゃにもたくさん球場に来て欲しい」と思いを語った。
「ベルーナドーム元年にしっかり花を添えられるように、ベルーナ様からご支援いただきながらチームとして一丸となって、優勝目指して頑張っていきたいと思います」と意気込みを語った源田選手。『ベルーナドーム』となって生まれ変わる本拠地と、ライオンズの今季の戦いに期待したい。
ベルーナドーム ロゴ
新名称「ベルーナドーム」をシンボリックに表現するために、英語表記の頭文字の「B」と「D」をシンボルマークに使用。ベルーナのコーポレートカラーである鮮やかなグリーンは「B」に、ライオンズのチームカラーであるレジェンドブルーは「D」に、そして「B」と「D」を重ねることで、ベルーナと西武ライオンズの“団結”、またあらゆるファンとの“出会い”や“交流”の意味を込めている。
文・丹羽海凪
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