速球派左腕のスネルから時速177キロ二塁打「左腕の158キロは体験したことなかった」
エンゼルスの大谷翔平投手は18日(日本時間19日)、本拠地レイズ戦に「5番・DH」でスタメン出場。第1打席に打球速度177キロ超の二塁打を放ち、3打数1安打1四球だった。しかし、エンゼルスは3-8で敗れ、4連敗で地区3位に転落した。試合後、大谷は左腕スネルに対応したツーベースを「よかった」と自画自賛した。
大谷は2回の第1打席、1死からスネルの97マイル(約156キロ)の直球を捉え、センター左への二塁打をマーク。打球の初速110.2マイル(約177.4キロ)の弾丸ライナーでセンターの頭上を抜いた。さらに、4回は1死走者なしでを四球を選び、2つの暴投でスピードを生かして三塁へ。だが、どちらも後続が倒れて得点にはつながらなかった。
2-6で迎えた6回先頭の第3打席は一ゴロ、3-7で迎えた第4打席は3番手左腕ベンターズの前に空振り三振に倒れ、打率は.321に。エンゼルスも4連敗を喫し、ア・リーグ西地区3位に転落。大谷は「結果的に負けたので、もう少し出来たなと思うところはたくさんある」としつつ、「内容的には濃い打席のほうが多かったかなと言う印象なので、個人的には次につながる打席のほうが多いと思います」と振り返った。
特に、98マイル(約158キロ)の直球(ボール)の後、7球目の97マイルを弾き返した二塁打については「正直、左ピッチャーの98マイルは今まで体験したことがなかったので、どうやって打ったらいいんだろうなと。ビデオで(見て)もそうでしたけど、打席に入って速いなと感じましたし、そこに対して数球で対応していけたのは、これは良かったんじゃないかなと思ってます」と満足げに振り返った。
大谷の打率は.321に。チーム全体の打線が低調な中、奮闘を続ける二刀流右腕は、19日(同20日)は出場せず、20日(同21日)は先発マウンドに上がる見込みだ。
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