北海道日本ハムコーチが太鼓判「宮城みたいになれる」 新庄監督の下で飛躍期待の左腕とは?

2022.1.4(火) 07:35 Full-Count
北海道日本ハム・武田勝投手コーチ※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)
北海道日本ハム・武田勝投手コーチ※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

北海道日本ハム・根本悠楓の変化「チェンジアップを教えて下さい」

 北海道日本ハムの武田勝投手コーチが「Full-Count」のインタビューに応じ、新庄剛志“ビッグボス”率いる新体制で大きな期待を寄せる投手の名前を挙げた。昨季13勝を挙げたオリックスの新人王と比較し「宮城みたいになれると思うよ」とまで言う選手とは……。

 武田コーチは昨年11月に沖縄で行われた秋季キャンプに帯同し、2軍の若い投手たちを指導した。その中で成長に目を見張った投手がいる。1年目を終えたばかりの左腕・根本悠楓だ。

「今は整いすぎているというのかな。何かプラスアルファがあれば、宮城みたいになれる。ただ一生懸命投げるんじゃなくて、打者を見て押したり引いたり出来るようになればね」

 北海道の苫小牧中央高からドラフト5位で入団した根本は、昨季2軍で12試合に登板し1勝1敗、防御率1.82と上々の成績を残した。さらに秋季キャンプでは武田コーチに1つ、お願いをしてきたという。

「チェンジアップを教えて下さい」

 武田コーチに言わせれば「言ってくること自体が奇跡だよ」。そう感じられるのは、プロ入り以前から根本を知っているからだ。

 2017年秋にU-15日本代表のコーチを務めた際、エース格だったのが根本だ。コミュケーションをとる中で「言うのが苦手で、人が話しているのを盗み聞きしている感じだった。でもマウンドに上がると人が変わったようになるんだよ」との印象を受けた。実は、中学軟式野球の頂点と言える中体連の決勝で、完全試合を達成したほどの実績がある。当時から能力は図抜けていた。

1年目終え「どうやって抑えたいかというビジョンができた」

 ただ中学当時の根本は「楽しく野球をやりたいんだろうなという感じ」で、欲がなかった。高校3年間、そしてプロでの1年を経て「言えるようになっただけで成長しているし、僕はこういうスタイルでプレーしていますと表現できるようになった。どうやって抑えたいかというビジョンができたんだろうね」。待ち望んだ変化が訪れた。

 武田コーチが同じ左腕として宮城の投球を見ると、驚くことばかりだという。「早熟だよね……。ど真ん中で見逃し三振を取ったりとか、駆け引きが身についている。今の根本にはない部分だけど、いい見本が急に現れた感じだよね、タイムリーに宮城くんを見ると、意識する部分もあると思う。同じタイプだろうしね」。2年目ながらリーグトップクラスの安定度を誇った左腕を、お手本にしてほしいと願う。

 根本には「(打者に)入って来る球しかないと、自分が窮屈になるよ」と伝えている。チェンジアップの習得志願はそこが出発点だ。先発として投げようと思うなら、球数を減らしていかなければならない。そんな時に武田コーチ曰く『ふざけて投げる』チェンジアップで、1球で終わらせたりすることができれば、投球の幅が広がる。

 今季の日本シリーズでは、宮城や東京ヤクルトの奥川恭伸投手ら若手の台頭が目立った。オフには侍ジャパンの新監督に就任した前北海道日本ハム監督の栗山英樹氏も「主力が若返ろうとしている時期に見える」と、球界に吹く新旧交代の風を指摘している。若手が次々に飛び出すパ・リーグで、根本がブレイクを果たす日もそう遠くないのかもしれない。

(Full-Count編集部)

記事提供:Full-Count

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