11月12日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと千葉ロッテの「パーソル CS パ」第3戦。2対3と1点ビハインドで迎えた9回裏、小田裕也選手の劇的なタイムリーでオリックスが同点に追い付き、オリックスがSMBC日本シリーズ2021進出を決めた。

　試合後には中嶋聡監督のインタビューが行われた。以下、インタビュー全文

ーー劇的な幕切れでした。今の気持ちを聞かせてください

「しんどかったです（会場笑い）」

ーー最終回、T-岡田選手のヒット、その後、安達了一選手、そして小田裕也選手と強行で結果に結びつけました

「選手を信じて、つながることを頭に入れながら…… 最高の結果になってよかったです」

ーー迷いはなく強行だったのでしょうか

「もちろんバントの頭もありましたけど、向こうの守備もありますし、いろいろ考えながら行きました」

ーー最後は小田裕也選手が決めてくれました。今年は本当にいろんな選手が活躍しています

「みなさんが持っている『全員で勝つ』というタオルのごとく。それができて良かったです」

ーーピッチャー陣も3戦で失点は今日の3だけ、と素晴らしい活躍がありました。振り返っていかがですか

「短期決戦ということですので、あまり後に響かないように、つなぎで行こうとは思っていました」

ーーあらためて今年のチームの強さ、どんなところに感じていらっしゃいますか

「今日の最後みたいに、絶対に諦めないという形がすごくできていたと思います」

ーーリーグ優勝の時は試合が無く、こういったインタビューもありませんでした。ファンのみなさんに声を届けられるというのは、監督にとってどうですか

「いや……あまり得意じゃないので（会場笑い）。でも、優勝しました。そして、日本シリーズ進出も決めました。後はその先まで行きたいです」

ーー中嶋監督が25年前に日本一を経験した時以来の日本シリーズということになります。対戦相手はヤクルトになりました。どんな戦いをしていきますか

「そうですね。負けていますので、なんとかやり返したいと思います」

ーー最後にファンのみなさんへ日本シリーズへの思い、メッセージをお願いします

「頑張っていきます（会場拍手）。スタートがここ（京セラドーム大阪）ですので、まずここで勝って、帰って来ないようにしたいですけど……。神戸（ほっともっとフィールド神戸）で決めたい気持ちもありますので、なんとか全員でやってきます」

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