山本由伸が9回126球0封の快投。1点を守り抜いたオリックスがファイナルステージ初戦を制す

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2021.11.10(水) 20:30

オリックス・バファローズ・山本由伸投手(C)パーソル パ・リーグTV
オリックス・バファローズ・山本由伸投手(C)パーソル パ・リーグTV

 11月10日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと千葉ロッテの「パーソル CS パ」ファイナルステージ第1回戦は、1対0でオリックスが勝利した。

 オリックスは初回、2つの四球で2死1、2塁として千葉ロッテの先発・石川歩投手の立ち上がりを攻め立てると、迎えた5番・T-岡田選手がライト前への適時打を放ち、幸先よく先制に成功する。
 
 中15日でマウンドに上がる先発の山本由伸投手は、初回に迎えた1死2塁のピンチで2者連続三振を奪うなど、立ち上がりから持ち味を発揮。打線の援護を受けた2回以降も走者を許しながらも、緩急を生かした投球で千葉ロッテ打線に的を絞らせない。

 1点リードのまま試合が進み、味方打線が追加点を奪えない状況のなか、山本投手は尻上がりに調子を上げていく。5回表は初めて3者凡退とすると、6回表、7回表も3人で打ち取る投球を披露。8回表には10個目の三振を奪い、わずか7球で切り抜けた。最終9回表もマウンドに上がり、最後は中村奨吾選手を中飛に打ち取って、1対0で試合終了。

 勝利したオリックスは先発の山本投手が9回126球10奪三振無四球の快投で相手打線を完封。今後のチームを勢いづける白星をもたらした。打線は5安打に終わるも、T-岡田選手が先制打の活躍。また、10月2日以来となる戦線復帰を果たした吉田正尚選手も安打をマークした。

 一方、敗れた千葉ロッテは先発の石川投手が7回93球5安打2奪三振3四球1失点と好投したが、山本投手の前に打線が4安打無得点に終わった。

  123456789 計
ロ 000000000 0
オ 10000000X 1

ロ ●石川歩-鈴木昭汰-東妻勇輔
オ ○山本由伸

文・和田信

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