「あと1、2年頑張れればと思っていた矢先だった」と戸惑い隠せず
福岡ソフトバンクは26日、福岡市内で高谷裕亮捕手に来季の契約を結ばない旨を通告した。球団との話を終えた高谷は「正直戸惑っているというか、あまり整理できていない部分はある」と語った。
栃木・小山北桜高から富士重工へと進んだものの、左膝の怪我に悩まされて一度は選手の道を断念。ただ、野球への情熱を捨てきれずに浪人の末に白鴎大に進み、2006年の大学生・社会人ドラフト3位で福岡ソフトバンクに入団した。
プロ入り後も正捕手の座はなかなか掴めなかったが、控え捕手としてチームにとっては欠かせぬ存在に。2015年には自身最多の93試合に出場した。近年は長らく悩まされ続けてきた持病の左膝痛を抱えてのプレーとなり、甲斐拓也捕手の成長もあって、出場機会は減少。今季は20試合の出場に終わっていた。
「膝もキツい状態だったので長くはできないというのはありましたけど、あと1、2年頑張れればと思っていた矢先だった」と心境を吐露。球団からはコーチへの転身も打診された模様で、現役続行を目指すか、指導者となるか、今後については熟考していくと語っていた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)
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