5月15日、富山アルペンスタジアムで行われた千葉ロッテとオリックスの7回戦。ゲーム差はわずかに0.5と負けられない戦い、千葉ロッテは石川投手に先発のマウンドを託す。6試合に先発し防御率2.76と抜群の安定感を誇る石川投手は、地元での凱旋登板でどのような投球を見せるか。
対するオリックスは先発マウンドにアルバース投手を送る。今季加入した左腕は防御率2.70と素晴らしい数字を残している。今日も巧みな投球を披露して試合を作れるか。
注目の初回、千葉ロッテ・石川投手は走者を1人背負うが無失点、対するオリックス・アルバース投手は3者凡退に抑え、両先発ともに上々の立ち上がりを見せた。
試合が動いたのは3回表、オリックスの攻撃。先頭の大城選手が安打で出塁すると、続く若月選手が犠打で1死2塁の好機を作る。ここで打席に入った1番・宗選手が初球を捉えて中前適時打。苦しむリードオフマンの積極的な打撃でオリックスが1点を先制した。
続く4回表の攻撃でも、6番・T-岡田選手が4号ソロを放って追加点。オリックスが凱旋登板の石川投手を攻め立て2点リードを握った。
リードしているオリックスは6回表、2死満塁から8番・大城選手の走者一掃適時二塁打で3点を追加して5点目。千葉ロッテは6回裏に藤岡裕選手の適時打で1点を返すが、8回表にも安達選手に2点適時打が飛び出して、オリックスが7対1と千葉ロッテを大きく突き放す。
6点を追う千葉ロッテは、8回裏に代打・平沢選手の犠飛で1点を返すも、反撃はここまで。9回裏はオリックスの守護神・増井投手の前に倒れて試合終了。試合は7対2でオリックスが勝利した。
勝利したオリックスは先発・アルバース投手が6回1失点とさすがの投球を披露。7回裏・黒木投手、8回裏・山本投手、9回裏・増井投手の継投でリードを守り切って勝利した。敗れた千葉ロッテは、凱旋登板となった石川投手がまさかの6回5失点。打線も2得点のみに終わり、地方球場の主催試合で勝利を飾ることはできなかった。
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