10月9日、メットライフドームで行われた埼玉西武と東北楽天の第21回戦は、2対1で東北楽天が勝利した。
東北楽天は4回まで埼玉西武の先発・浜屋将太投手を相手に得点を奪えずにいたが、5回表に茂木栄五郎選手の三塁打で好機を演出すると、続く渡邊佳明選手が適時打を放ち先制に成功する。
先発・岸孝之投手は、初回に先頭・源田壮亮選手に安打を許しながらも無失点に抑えると、以降はたびたび走者を背負いながらも凡打の山を築き、6回裏まで無失点に抑え込む。安定した投球を披露していたが、1点リードで迎えた7回裏、2死1、2塁から代打・栗山巧選手の適時打を浴び、試合終盤で同点に追いつかれてしまう。
6回表以降は再三の好機を生かせず、追加点を挙げられない東北楽天打線だったが、9回表に平良海馬投手から2四球で1死1、2塁とすると、島内宏明選手が適時打を放ち、勝ち越しに成功する。迎えた最終9回裏は、安樂智大投手が1死1、2塁のピンチを背負うも、後続を凡打に打ち取り、2対1で試合終了。
勝利した東北楽天は、先発・岸投手が7回109球5安打3四球5奪三振1失点と白星はつかずも好投を披露し、チームの勝利を呼び込んだ。打線では島内選手が決勝打を放ち、打点王のタイトルを近づけた。一方の埼玉西武は、リリーフ陣が無失点でつないだが、最終回に平良投手が崩れて敗戦。打線も好機を生かせず、わずか1得点に終わった。
123456789 計
楽 000010001 2
西 000000100 1
楽 岸孝之-○西口直人-S安樂智大
西 浜屋将太-武隈祥太-水上由伸-公文克彦-ギャレット-●平良海馬
文・下村琴葉
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