10月5日、PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクと東北楽天の第20回戦は、7対7の引き分けで終了した。
福岡ソフトバンクは、初回に1点の先制を許すも、直後の1回裏、2番・三森大貴選手と3番・柳田悠岐選手の連打などで2死満塁の好機を演出。ここで、6番・中村晃選手が5号満塁ホームランをライトスタンドにたたき込み、逆転に成功する。
先発・東浜巨投手は初回、2死から3番・浅村栄斗選手の15号ソロで先制を許すが、直後に援護を受けると、以降は4回まで走者を背負いながらも無失点に抑える。しかし5回表、連打で無死1、3塁のピンチを招くと、浅村選手、4番・島内宏明選手の連続適時打で2失点を喫したところで降板。ここは2番手・古谷優人投手が気迫の投球を披露し、無失点で切り抜ける。
1点差に迫られた5回裏は、5番・栗原陵矢選手の適時打で1点を追加すると、6回表は3番手・板東湧梧投手が、8番・渡邊佳明選手に1号ソロを許すも、リードは譲らず。しかし7回表、5番手・岩嵜翔投手が2死1、2塁の場面で1番・山崎剛選手の適時打を浴び、同点とされる。なおも2死2、3塁のピンチで、6番手・甲斐野央投手が2番・岡島豪郎選手に勝ち越し打を許し、2点を追う展開に。
すると直後の7回裏に、5番・栗原陵矢選手の18号ソロで1点を返すと、続く8回裏には、8番・リチャード選手に値千金の6号ソロが生まれ、同点に追い付く。迎えた9回表は森唯斗投手が無失点でつなぎ、サヨナラ勝利に望みをかけるも、最終9回裏は無得点に終わり、同点のまま試合終了。
福岡ソフトバンクは、先発・東浜巨投手が4.0回8安打3失点の内容。打線は、終盤に栗原選手、リチャード選手に本塁打が生まれるなど、粘り強い攻撃を見せた。一方の東北楽天は、先発・早川隆久投手が5回途中6安打5失点と苦しんだ。打線は中盤以降に奮起し、合計15安打7得点の猛攻を見せるも、救援陣が粘りきれなかった。
123456789 計
楽 100021300 7
ソ 400010110 7
楽 早川隆久-安樂智大-西口直人-酒居知史-宋家豪
ソ 東浜巨-古谷優人-板東湧梧-嘉弥真新也-岩嵜翔-甲斐野央-松本裕樹-森唯斗
文・後藤万結子
関連リンク
・ハイライト動画/スコアはこちら
・【動画】中村晃選手の逆転満塁ホームラン
・【動画】今宮健太選手 通算1000安打達成
・【動画】リチャード選手の6号同点ソロ
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