9月8日、札幌ドームで行われた北海道日本ハムと楽天の第20回戦は、8対0で楽天が快勝を収めた。

　楽天は2回表、先頭の5番・鈴木大地選手に8号アーチが飛び出し先制に成功。なおも2死2塁から9番・辰己涼介選手が適時打を放ち、2点のリードを得る。続く3回表には、島内宏明選手の2打席連続二塁打などで2死2、3塁とすると、6番・岡島豪郎選手の適時内野安打でさらに1点を追加した。

　先発の瀧中瞭太投手は4回まで相手打線を1安打のみに抑える好投。5回裏、四球と安打で無死1、2塁のピンチを招くもその後の打者を3人で切り、得点は許さない。6回裏は3者凡退と、終始危なげない投球を披露し、6回100球2安打6奪三振1四球無失点の内容でマウンドを降りた。

　直後の7回表、打線は2死1、3塁から鈴木選手が適時二塁打を放ち2点を追加。5対0で迎えた9回表には、島内選手、村林一輝選手、鈴木選手の3連続二塁打でさらに2点を加えると、なおも2死3塁の場面で8番・炭谷銀仁朗選手にも適時打が生まれ8対0に。7回裏からは安樂智大投手、宋家豪投手、鈴木翔天投手が無失点リレーで切り抜け、試合終了。

　勝利した楽天は、打っては16安打8得点、投げては完封リレーと圧巻の内容。鈴木選手は先制弾含む3安打4打点の活躍で勝利に貢献した。先発・瀧中投手は6回無失点で今季6勝目。一方の北海道日本ハムは先発の上沢直之投手は6回8安打3失点と粘投するも、打線が4安打無得点と沈黙。救援陣も流れをつくれなかった。

　 １２３４５６７８９ 計
楽 ０２１０００２０３ ８
日 ０００００００００ ０

楽 ○瀧中瞭太-安樂智大-宋家豪-鈴木翔天
日 ●上沢直之-宮西尚生-鈴木健矢-村田透

文・川邊理奈

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