最終回に呉念庭が勝ち越しタイムリー! 栗山巧は通算2000本安打まであと「1」

パ・リーグ インサイト

2021.9.3(金) 21:42

埼玉西武ライオンズ・呉念庭選手(C)パーソル パ・リーグTV
埼玉西武ライオンズ・呉念庭選手(C)パーソル パ・リーグTV

 9月3日、楽天生命パーク宮城で行われた楽天と埼玉西武の第16回戦は、8対4で埼玉西武が勝利した。

 埼玉西武は初回、茂木栄五郎選手の適時打で1点を失ったが、4回表に源田壮亮選手が安打で出塁すると、森友哉選手と中村剛也選手に連続適時打が飛び出し、2対1と逆転に成功。なおも1死1、3塁から栗山巧選手が犠飛を放ち、スコアを3対1とする。

 埼玉西武の先発は、松本航投手。初回に1失点を喫するも、以降2イニングはそれぞれ2三振を奪う立ち上がりを見せる。逆転した直後の4回裏に1死2塁から岡島豪郎選手に適時二塁打を浴び、3対2と1点差とされるも、その後は走者を許さず2イニング連続3者凡退に抑え、先発としての役割を果たした。

 7回裏のマウンドには増田達至投手が登板。カスティーヨ選手、鈴木大地選手の安打などで2死満塁と一打逆転のピンチを背負うが、島内宏明選手を中飛に打ち取り、無失点で切り抜ける。増田投手の力投でチームに流れを引き寄せると、8回表に川越誠司選手に5号ソロが飛び出し、待望の追加点を得る。

 4対2で迎えた8回裏には森脇亮介投手が登板。2四球などで1死2、3塁から岡島選手に2点適時打を浴びて同点に追い付かれたが、埼玉西武が意地を見せる。最終回、栗山選手の安打などで1死満塁とすると、呉念庭選手が適時打を放ち、勝ち越しに成功。なおも1死満塁の場面で川越選手が押し出し四球を選び1点を挙げると、2死満塁から岸潤一郎選手にも適時打が飛び出し、2点を追加。一挙4点を挙げる猛攻で勝利を引き寄せると、9回裏は平良海馬投手が締めて8対4で試合終了。

 勝利した埼玉西武は、先発の松本投手が6回98球3安打3四球6奪三振2失点の快投を披露。打線では、岸選手、川越選手がそれぞれ2打点を挙げる活躍を見せた。なお、栗山選手は通算2000本安打まであと「1」としている。一方、敗れた楽天は、先発・田中将大投手が8回125球7安打5奪三振4失点と粘りきれず。宋家豪投手も最終回に勝ち越しを許し、チームは2連敗となった。

  123456789計
西 0003000148
楽 1001000204

西 松本航-増田達至-○森脇亮介-平良海馬
楽 田中将大-●宋家豪-森原康平

文・下村琴葉

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