昨日から始まったヤフオクドームでの2位・福岡ソフトバンクと3位・北海道日本ハムの直接対決3連戦。昨日の第1戦は5回裏までに両チーム合わせて5本塁打が飛び交うシーソーゲームとなったが、11回表に飛び出したレアード選手の5号ソロが決勝点となり、北海道日本ハムが初戦をモノにした。ここでは第2戦のキープレーヤーを挙げていきたい。
【今季対戦成績】
福岡ソフトバンク→3勝4敗、北海道日本ハム→4勝3敗
【福岡ソフトバンク】バンデンハーク投手 5試合、3勝2敗 29.1回、29奪三振、19失点 防御率5.83
【北海道日本ハム】有原投手 4試合、3勝1敗 25.2回、22奪三振、14失点 防御率4.91
福岡ソフトバンクはバンデンハーク投手が先発。前回登板となった5月2日の千葉ロッテ戦では6回途中3失点で今季3勝目をマーク。前々回の登板では与四球6と制球に苦しんだが、前回登板は与四球も1つにおさえて修正能力の高さを発揮した。今季は、難攻不落と言えない状態だが、徐々に本来の投球を取り戻しつつあるだけに、安定した投球でチームに勝利を呼び込みたい。
打線では昨日の試合でマルチ安打を放つなど、プレッシャーから解放されて復調気配を見せた内川選手に注目だ。昨日の試合では4回裏の第2打席で一時は勝ち越しとなるソロを放つと、第3打席でも三塁線を破る二塁打。偉業達成までの苦しんだ様子とは全く異なる、本来の内川選手らしい打撃が戻りつつある。状態が上向いてきた鷹のヒットマンは潤滑油となって打線をけん引する活躍ができるだろうか。
一方の北海道日本ハムの先発は自身2連勝中、現在チームトップタイの3勝をマークしている有原投手だ。前回登板の5月5日の千葉ロッテ戦は2回と3回にそれぞれ2点ずつを失った。しかし、4回以降は降板するまで1本の安打も許さず、味方打線の援護もあって今季3勝目をマークした。バンデンハーク投手と同様に、修正能力の高さを見せた有原投手の今日の投球にも期待したい。
打線では中田選手に注目したい。昨日の試合では初回に外角低めのスライダーに体勢を崩されながらも左翼席へと運ぶ2ランを放った。5月の月間打率がここまで.171となかなか快音が聞かれないが、打率.310、3本塁打、8打点と得意としている福岡ソフトバンク戦で調子を上げたい。
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