延長にもつれる熱戦は決着もやはり本塁打。主砲の一撃で北海道日本ハムが勝利

パ・リーグ インサイト

2018.5.11(金) 22:09

北海道日本ハムファイターズ・レアード選手(C)PLM
北海道日本ハムファイターズ・レアード選手(C)PLM

ゲーム差は僅かに「1」。2位・福岡ソフトバンクと3位・北海道日本ハムの直接対決3連戦がヤフオクドームで幕を開ける。その初戦。福岡ソフトバンクは東浜投手、北海道日本ハムは現在自身連勝中の高梨投手の両先発で、終盤まで手に汗握る展開の熱戦が始まった。

試合は初回にいきなり動きを見せる。2死1塁の状況で打席には4番・中田選手。カウント1-2と追い込まれたが、東浜投手の外角へ逃げる低めのスライダーに体勢を崩されながらも第9号2ランを放つ。打たれた東浜投手も「うまく打たれました」と脱帽する中田選手の一振りで北海道日本ハムが2点を先制する。

しかし、福岡ソフトバンクも負けじと反撃に出る。3回裏、1死から9番・今宮選手がチーム初安打を放つと、続く中村晃選手が高梨投手の甘く入ったスライダーを見逃さずに強振。打球は高々と舞い上がり、右翼席中段へ。復帰後初本塁打となる第3号2ランで福岡ソフトバンクが試合を振り出しに戻す。

さらに、続く4回裏には先頭の内川選手が右翼ホームランテラスへ飛び込む第3号ソロをかっ飛ばす。持ち前の一発攻勢で福岡ソフトバンクが勝ち越しに成功した。

これで試合が落ち着くかと思われたが、5回表に1死2塁から2番・大田選手が東浜投手の高めに浮いたカーブを左翼席へ豪快に運ぶ10号2ラン。恐怖の2番の一撃で再び北海道日本ハムがリードを奪うも、直後の5回裏に福岡ソフトバンクが甲斐選手の3号アーチで再び同点に。試合は4対4のまま進行し、延長戦へと突入する。

そして、ここまで両軍合わせて5本塁打が飛び出したこの試合で勝敗を決めたのもやはり本塁打だった。11回表、1死で5番・レアード選手がカウント3-0から福岡ソフトバンク・田中投手の甘く入った直球を見逃さずにフルスイング。すると、高々と上がった打球は左翼席へ一直線。レアード選手の4試合ぶりとなる第5号ソロで北海道日本ハムが勝ち越しに成功すると、11回裏を続投となった玉井投手が抑え、北海道日本ハムが上位対決第1戦を制した。

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