適時二塁打に126M豪快弾「オオタニはセンターにボールを消し去った」
エンゼルスの大谷翔平投手は10日(日本時間11日)、本拠地ツインズ戦で4打数2安打2打点と活躍した。3回に適時二塁打を放つと、7回には7試合ぶりの一発となる豪快な5号ソロを放ち、今季7度目のマルチ安打を記録。打者として圧倒的な存在感を放つ二刀流に米メディアは「そういえば、彼は時々、先発投手もしている」と唖然としている。エンゼルスは7-4で勝利した。
大谷は第1打席は空振り三振に倒れるも、3回2死二塁の第2打席では右腕ベリオスの84マイル(約136キロ)のチェンジアップを捉えて右中間へのタイムリーツーベース。圧倒的なスピードで二塁到達タイムは今季チーム最速の8.07秒を記録した。
6回の第3打席は左飛も、2点リードで迎えた7回の第4打席で豪快な打撃を見せる。2死走者なしの場面で3番手のサイド右腕ヒルデンバーガーの速球を完璧に捉えると、打球は中堅左に突き刺さった。飛距離414フィート(約126.2メートル)の5号ソロ。今季7度目のマルチ安打に米メディアからは驚きの声が次々と上がった。
MLB公式サイトでエンゼルス番を務めるマリア・グアルダード記者はホームランの直後に「ショウヘイ・オオタニはセンター(のスタンド)にボールを消し去った。エンゼルスは7回の時点で7-4とリードしている」とツイート。さらに、同サイトのツインズ番のレット・ボリンジャー記者は「ショウヘイ・オオタニはセンターにソロ本塁打を放ち、エンゼルスは7回に7-4とリードしている。108.7マイル(約175キロ)の初速だった」とツイートし、凄まじい打球だったことを強調している。
さらに、地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のマイク・ディ・ジオバンナ記者は「ショウヘイ・オオタニのセンターへの本塁打は今季5本目となり、7回にエンゼルスのリードを7-4としている」とレポート。米メディア「スポーティング・ニュース」で記事を書くライアン・M・スピーダー記者は「エンゼルスの指名打者、ショウヘイ・オオタニの今シーズンの打撃成績は、打率354、出塁率.400、長打率.677、.451wOBA,、そして190wRC+だ」とツイート。セイバーメトリクスの指標も持ち出して大谷の凄まじい打撃成績を伝え、最後に「そういえば、彼は時々、先発投手もしている」と付け加えた。
打者として19試合出場で打率.354、5本塁打、16打点と圧巻の成績を残す大谷。OPS(出塁率+長打率)はさらに上がり、1.077となった。米記者の想像を絶する活躍が続いている。
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