球場のボルテージは最高潮! 劇的な幕切れを演じた2021年前半戦の「サヨナラ」まとめ

2021.8.14(土) 06:10 パ・リーグ インサイト
北海道日本ハムファイターズ・杉谷拳士選手(C)パーソル パ・リーグTV
北海道日本ハムファイターズ・杉谷拳士選手(C)パーソル パ・リーグTV

 今回は、最も球場のボルテージが上がる瞬間の「サヨナラ」に注目。今季交流戦を含めた前半戦で、パ・リーグ球団のサヨナラ勝ちで決着が付いたのはたったの8試合。印象的かつ希少な今季のサヨナラを「パーソル パ・リーグTV」のVOD(動画)で振り返ります!

今宮健太の殊勲打で周東佑京がゆっくりホームイン【福岡ソフトバンク対千葉ロッテ 第2回戦】

 2021年、最初のサヨナラは開幕第2戦。千葉ロッテが前半に2点を先行する展開となったこの試合。中盤から終盤にかけて福岡ソフトバンクが同点に追い付き、2対2で最終回の攻防へ。9回裏1死2塁から、2番・今宮健太選手が前進守備のセンターを越えるサヨナラタイムリーを放ち、劇的な幕切れとなった。

窮地を救う川島慶三の逆転打で連夜のサヨナラ勝ち【福岡ソフトバンク対千葉ロッテ 第3回戦】

 前日の勢いのまま先制した福岡ソフトバンクは、4対3で迎えた9回表、2死1塁から代打・菅野剛士選手の逆転2ランを浴びる。そして、1点ビハインドの9回裏2死満塁から代打・川島慶三選手が逆転サヨナラタイムリーを放ち、逆転に次ぐ逆転で連夜の激闘を締めた。動画の後半、川島選手が球場に足を運んでいた親族に向かって喜びを爆発させた姿は印象的だった。

岡大海がバットを折りながら『逆転サヨナラ2ラン』【千葉ロッテ対北海道日本ハム 第5回戦】

 北海道日本ハムが5点を先行し、一方的に終わるかと思われたこの試合。千葉ロッテは、7回裏に安田尚憲選手の2ランで反撃の狼煙をあげると、その後も得点を重ねて1点差に迫る。そして迎えた9回裏2死1塁の土壇場で、9番・岡大海選手のバックスクリーンに突き刺さる逆転サヨナラ2ランで試合を決めた。「スカパー!サヨナラ賞」を受賞したこのサヨナラ弾は、自身プロ初で球団としては20年ぶりという快挙。さらに完璧な当たりではあったものの、この本塁打を打った時にバットが折れていたというから驚きである。

ラオウ・杉本裕太郎がフルカウントから執念のサヨナラ打【オリックス対埼玉西武 第6回戦】

 3対3で迎えた8回表、1死満塁から埼玉西武の愛斗選手の3点適時二塁打で試合は決まったかと思われた。しかし9回裏、オリックスが宗佑磨選手と吉田正尚選手の連打でチャンスをつくる。2死満塁となった場面で、T-岡田選手がお返しとばかりに走者一掃の3点適時三塁打を放ち同点に追い付くと、2死3塁で打席には杉本裕太郎選手。フルカウントからの7球目をしぶとくレフト前に運び、劇的なサヨナラ勝ちを決めた。

引き分け街道を抜け出す宗佑磨のプロ初サヨナラ打【オリックス対福岡ソフトバンク 第7回戦】

 3試合連続引き分け中だったオリックス。この試合は前半互いに点を取り合い、オリックスの2点ビハインドで終盤に突入した。8回裏、吉田正選手がモイネロ投手から放った豪快な一発で1点差に迫る。そして迎えた9回裏。頓宮裕真選手と紅林弘太郎選手が連打で1死1、2塁の好機をつくると、打席には宗選手。粘って粘って8球目を振り抜いた打球は左中間を真っ二つに割り、1塁走者の紅林選手が本塁に生還して劇的なサヨナラ勝ちを飾った。

やはり、この男は持っている。杉谷拳士のサヨナラ押し出し四球【北海道日本ハム対埼玉西武 第6回戦】

 北海道日本ハムは8回終了時点で2安打1得点に抑えられ、スコアは1対4と主導権は完全に埼玉西武が握っていた。しかし9回裏、中田翔選手の2ランで反撃の狼煙を上げると、大田泰示選手の適時打で同点に。さらに2死満塁の絶好機で打席に立ったのは、その打席まで打率0割の杉谷拳士選手。3ボールからの4球目を見逃し、一度もバットを振ることなく押し出し四球でサヨナラを決めた。杉谷選手らしいヒーローインタビューもお見逃しなく。

セの「0.00男」広島・栗林良吏を打ち砕いたT-岡田 【オリックス対広島 日本生命セ・パ交流戦第3回戦】

 前日の試合で11年ぶり2度目の交流戦優勝を決めていたオリックス。乱打戦となったこの試合は、3回終了時点で8対4とオリックスがリード。その後は両軍ともに落ち着きを見せたが、広島打線が終盤に4点を加え、8対8の同点で9回裏に突入した。ここで広島は、開幕から22試合連続無失点中だった栗林良吏投手をマウンドへ送る。3四球で2死満塁の好機をつくると、T-岡田選手が鉄壁の守護神を打ち砕いて試合を決めた。

パの「0.00男」平良海馬を高濱祐仁がついに攻略!【北海道日本ハム対埼玉西武 第10回戦】

 リードをしていた北海道日本ハムだが、終盤8回に同点とされる。3対3で迎えた9回裏、2死1塁の場面で打席には高濱祐仁選手。39試合連続無失点で日本記録更新中だった埼玉西武の平良海馬投手から、センターの頭上を越える適時二塁打を放ち、サヨナラ勝利を決めた。

 前半戦は目まぐるしく変化する順位変動に一喜一憂したことだろう。しかし、大混戦の様相を呈する後半戦はより激しいものになるはずだ。いよいよ勝負の後半戦が開幕する。2021年のペナントレースを制するのはどのチームか。暑さを吹き飛ばす熱戦に期待したい。

文・岡絃哉

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