外崎修汰~実家のりんご農園と“アップルパンチ”も人気。走攻守そろったユーティリティ~(埼玉西武ライオンズ)【インサイト的選手名鑑】
パ・リーグ インサイト
2021.7.23(金) 18:00
外崎修汰(とのさき・しゅうた)/内野手
#5/1992年12月20日生まれ
177cm・82kg/右投右打
青森・弘前実業高校から富士大学を経て2014年ドラフト3位で埼玉西武に入団。内外野問わず守れる器用さとシーズン20本以上の本塁打を生み出せるパンチ力、そして4年連続20盗塁をマークする俊足を併せ持ったユーティリティプレイヤーだ。ヒーローインタビューで飛び出す、実家のりんご農園にあやかった「アップルパンチ!」というフレーズや、プレーの合間に見せる独特の動きや表情も人気を博している。
プロ入り1年目からイースタン・リーグで27盗塁を記録し盗塁王に輝き、一軍でも43試合に出場。2年目の2016年には9番・遊撃手で開幕スタメンの座を勝ち取るも、この年は37試合で打率.176と結果を残せなかった。しかし、3年目となる2017年に転機が訪れる。外野に挑戦して出場を重ねると、徐々に打撃も開花。これまで1割台だった打率は2割を超え、打率.258、10本塁打、23盗塁をマークした。
2018年は9月に一時離脱し119試合の出場にとどまったものの、主に外野と三塁を守り、打率.287、18本塁打、25盗塁と昨年を上回る成績で優勝に貢献。2019年には浅村栄斗選手の移籍に伴い主なポジションを二塁に移し、自身初の全試合出場も達成。打率.274、26本塁打90打点22盗塁とパ・リーグ連覇の原動力の一人となった。
2020年は好不調の波が大きく、打率.247と思うような成績を残せず。一方で守備では前年の15失策から7失策と減らし、セカンドでの守備率はリーグトップの.992と安定感を見せて自身初のゴールデングラブ賞を獲得した。2021年は4月に死球を受けて骨折と不運なスタートとなったが、順調な回復ぶりで7月に一軍復帰して以降は打率.281。後半戦は、前半の悔しさを晴らす活躍に期待したい。
【2020年一軍成績】
120試合 500打席107安打8本塁打43打点 打率.247 出塁率.335 OPS.688
文・粟盛優佳
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・走攻守で高いレベルを維持するスーパーユーティリティー。外崎修汰の魅力に迫る
2019年、外崎選手は安打、本塁打、打点でキャリアハイを達成。さまざまな部門でリーグ上位に肩を並べており、その貢献度の高さがうかがえる。
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