金子侑司~疾走感あるプレーでファンを魅了。華麗奔放なスピードスター~(埼玉西武ライオンズ)【インサイト的選手名鑑】

パ・リーグ インサイト

2021.7.21(水) 12:00

埼玉西武ライオンズ・金子侑司選手(C)パーソル パ・リーグTV
埼玉西武ライオンズ・金子侑司選手(C)パーソル パ・リーグTV

金子侑司(かねこ・ゆうじ)/外野手

#7/1990年4月24日生まれ
179cm・76kg/右投両打


 立命館宇治高から立命館大学を経て2012年ドラフト3位で入団。金子選手の一番の武器はなんといってもその「足」。外野守備では俊足を飛ばして何度もチームのピンチを救い、塁に出ればすかさず走る。疾走感のあるプレーが売りのスピードスターだ。

 入団当初は内野手登録で二塁・遊撃を中心としていたが、足を生かして外野手としても出場。ルーキーイヤーの2013年は「7番・右翼」で開幕スタメンに抜てきされるなど、内外野のポジションに就いて94試合に出場した。さらに同年のフレッシュオールスターにも選出され、試合では1安打2盗塁をマーク。充実した一年となった。

 その後はけがや打撃不振に悩まされながらも、4年目の2016年には129試合で自身初の規定打席に到達すると、打率.265、53盗塁で自身初の盗塁王を獲得する。2017年には外野手登録に変更し、以降は外野手に専念。2019年シーズンは自己最多の133試合に出場して打率.251、41盗塁を記録。自身2度目の盗塁王に輝き、チームの2連覇に貢献した。

 足は攻撃だけでなく、守備でも大活躍。外野を駆ける金子選手の"帽子落とし"はファンの楽しみにもなっている。また、あと一歩グラブが届かなかったとき、チャンスで凡退したとき、悔しさをこらえる姿も印象的だ。爽やかさの中に男気溢れるプレーは、多くのファンを魅了する。

【2020年一軍成績】
86試合 338打席75安打3本塁打21打点 打率.249 出塁率.312 OPS.615


文・北嶋楓香

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