昨日のカード初戦は埼玉西武・カスティーヨ投手、福岡ソフトバンク・千賀投手の両先発による白熱の投手戦が展開された。8回表に打者一巡の猛攻を仕掛けた福岡ソフトバンクが勝負所を生かし、勝利を収めた。舞台をメットライフドームに移して迎える第2戦の注目ポイントを見ていこう。
【今季対戦成績】
埼玉西武→3勝2敗、福岡ソフトバンク→2勝3敗
【埼玉西武】十亀投手 5試合、2勝3敗 32.2回、26奪三振、14失点 防御率3.31
【福岡ソフトバンク】石川投手 8試合、4勝1敗 34.1回、24奪三振、8失点 防御率2.10
埼玉西武の先発投手は十亀投手だ。前回登板となった5月3日のオリックス戦では7回を投げて114球、被安打2、7奪三振、無失点の好投で1カ月ぶりとなる白星をマーク。自身の連敗も3で止め、チームの連勝を呼び込む投球を見せた。9日の試合も勝利を挙げてチームを勢い付けられるだろうか。
一方、福岡ソフトバンクの先発・石川投手はチームトップの4勝、防御率2.10をマークしている。今季は軒並み調子の上がらない福岡ソフトバンクの先発陣だが、その中で石川投手は安定してチームを引っ張る活躍を見せている。前回登板となった5月3日の千葉ロッテ戦は6回を投げて与四球5と苦しみながらも3失点にまとめて4勝目をマークした。今季の勝ち頭として、チームに勢いをもたらすことができるか。
今季初の完封負けを喫した埼玉西武だが、昨日の試合では12球団トップのチーム打率を誇る打線も散発4安打と沈黙してしまった。それだけに、打線のカギを握るのは1,2番の秋山選手&源田選手だろう。秋山選手はリーグ3位の打率.363と高打率をマークしており、源田選手は現在10試合連続安打を記録している。リーグ屈指の上位打線が出塁すれば、得点圏でクリーンアップに回る機会も当然増える。快進撃を続けてきたこれまでのように、9日の試合でも1,2番が出塁できるかがカギを握っていると言える。
福岡ソフトバンクは戦列復帰後初の猛打賞を記録した中村晃選手に注目したい。昨日の試合までの埼玉西武戦の成績は8打数1安打だったが、第1打席の右翼線への二塁打を皮切りに、4打数3安打と火を噴いた。昨季、対埼玉西武戦での打率は.314と相性の良さは折り紙付き。中村晃選手のバットが打線を活気付けて連勝といきたい。
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