2000安打に王手をかけていた内川は5打席ノーヒット
“西武特急"が止まった。雨中の戦いとなった8日、県営大宮球場での福岡ソフトバンク戦。埼玉西武は、好調な打線が相手先発の千賀滉大投手に無得点に封じられると、8回に登板したセットアッパーのワグナーが悪天候に苦戦して2失点。これが決勝点となり、連勝は4で止まった。
先発のカスティーヨは、鷹打線を7回途中無失点に抑える好投。7回1死二塁でリリーフした武隈も、後続をきっちりと斬る好リリーフを見せた。均衡が破れたのは8回。3番手のワグナーが、先頭の今宮に四球を与えると、柳田に中前安打を浴びて無死一、三塁に。ここで、打席には通算2000安打に王手をかける内川を迎えた。
外角へのカットボールに引っ掛けさせた打球は三塁へのボテボテのゴロに。ボールをキャッチした外崎だったが、ボールを握る際にファンブルする痛恨のエラー。先制点を奪われた。右腕は松田にも犠飛を与えて、2点目を奪われた。さらに四球を与えて満塁とされ、ワグナーは降板。あとを受けた野田が押し出し四球と、上林に適時打を浴びた。打線は福岡ソフトバンク先発の千賀の前にわずか3安打に封じ込まれ、10個の三振を喫した。1点も奪えず、今季初めて零封負けを喫した。
福岡ソフトバンクは千賀が好調ライオンズ打線を7回まで無失点に抑える好投。8回にようやく打線が4得点を奪うと、9回に好調の柳田が9号ソロ。埼玉西武にトドメを刺し、息詰まる接戦を制した。
2000安打に王手をかけていた内川は、この日も無安打。8回無死一、三塁で三塁前へ放ったボテボテのゴロは、外崎がファンブルして記録はエラーに。先制点を生んだが、2000安打はならず。9回に回ってきた5打席目も遊ゴロに終わり、王手をかけてから11打席無安打となり記録達成は持ち越しとなった。
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