茂木栄五郎〜愛称は「もぎもぎ」。チームを引っ張る巧打のキャプテン〜(東北楽天ゴールデンイーグルス)【インサイト的選手名鑑】
パ・リーグ インサイト
2021.7.20(火) 22:30
茂木 栄五郎(もぎ・えいごろう)/内野手
#5/1994年2月14日生まれ
171cm・75kg/右投左打
桐蔭学園高校から早稲田大学を経て、2015年のドラフト3位で楽天に入団。ルーキーイヤーから117試合に出場し、打率.278、7本塁打と活躍した。以来、守備負担の大きい遊撃手をメインポジションとしつつ、打撃でチームをけん引する主力選手として定着している。
早稲田大学時代は主に三塁手として試合に出場。1年春から全試合に出場して打率.267と結果を残し、チームの東京六大学春季リーグ戦優勝に貢献した。その後もレギュラーとして主軸を担い、3年生だった2014年秋には打率.514と驚異的なアベレージでリーグ首位打者を獲得。最高学年として迎えた2015年にも、各地方のリーグ戦優勝校のみが参加できる『大学日本一決定戦』である全日本大学選手権で打率.615と躍動し、首位打者&大会MVPを獲得してチームを日本一に導いた。
楽天に入団すると、大学時代は馴染みのなかった遊撃手にポジションを変更。ルーキーイヤーから一軍に定着して主戦を張ると、2年目の2017年シーズンには103試合出場ながら打率.296、17本塁打とその打力を見せ、球団生え抜き日本人選手初となる2桁本塁打をマーク。2020年は三塁手、指名打者としてチームをけん引。終盤には腰痛の影響で戦線を離脱したが、楽天打線の火付け役として、大きな存在感を放った。
茂木選手の魅力は、優れたバットコントロールとパンチ力。身長171cmと小柄ながら、プロ入りから5年間で打率.280、通算51本塁打と打力を持ち味としている。また2020年からはキャプテンに就任しており、プレーでも背中でもチームを引っ張る立場となった。現在首位争いを繰り広げているチームに貢献を続け、2013年以来球団2度目のリーグ制覇をつかみ取りたい。
【2020年一軍成績】
73試合 321打席83安打7本塁打33打点44四死球8盗塁 打率.301 出塁率.396 OPS.852
文・望月優樹
茂木選手をもっとよく知るために。パ・リーグ インサイトの過去の記事
・楽天、茂木が今季のキャプテンに就任 球団発表「野球人生で初めて」
プロ5年目のシーズンを迎え、かつて鉄平氏、松井稼頭央氏、嶋基宏選手、銀次選手と受け継がれてきたキャプテンを引き継ぐことになった。
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