7回途中2失点の好投を地元紙も絶賛「実力の全貌をマリナーズに見せつけた」
エンゼルスの大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、敵地でのマリナーズ戦で6回0/3を6安打2失点6奪三振と好投し、3勝目(1敗)を挙げた。左足首を捻挫し、12日ぶりの復帰登板で圧巻の投球を見せた二刀流右腕に地元LAメディアは「再び力強い登板を果たし、彼の実力の全貌をマリナーズに見せつけた」と称賛している。
「勝利した試合で再び力強い登板を果たし、エンゼルスのショウヘイ・オオタニは彼の実力の全貌をマリナーズに見せつけた」との見出しで報じたのは地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」だ。マリナーズは昨オフに大谷の獲得を目指した球団の一つで、1度は最有力候補と見られていたことに言及。マリナーズにとっては“因縁”の相手でもある二刀流が見せた圧巻の6イニングについて「現時点で、彼がフィジカルとメンタルの両面で、メジャーリーグを支配する才能を備えていることは明白である」と伝えている。
7回にヒーリーに2ランを浴び、イニング途中で交代することになったが、マリナーズが得点圏に走者を置いたのは2回2死一、二塁のわずか1度だけ。さらに、3回に先頭ギャメルを空振り三振に斬った宝刀スプリットのあまりの落差を「視界から消えた」と表現している。
ここまで二刀流で好成績「ほぼ全球団がオオタニを欲しがった理由」
また、敵地セーフコ・フィールドのファンは大谷がマウンドに上がるとブーイングを浴びせたが、地元紙「オレンジ・カウンティ・レジスター」は「彼がマリナーズのユニホームを着ていないことをシアトルのファンが嘆く十分な根拠を示した」とレポートしている。この日、ブーイングはイニングを追うごとに鳴り止み、大谷が降板する時に再び大きくなった。
大谷はここまで打者として20試合に出場し、打率.339、4本塁打、14打点をマーク。投手としても5試合に先発して3勝1敗、防御率4.10の成績を残し、二刀流を見事に成功させている。同紙は「それが、ほぼすべてのメジャーリーグのチームがオオタニを欲しがった理由だ。マリナーズは有力候補の1つだとみられていたが、オオタニはエンゼルスを選び、球界を驚かせた」と報じている。
期待を裏切らない活躍を見せつける二刀流ルーキー・大谷翔平。予期せぬ負傷でわずかに躓いたが、順調にスターへの階段を上っている。
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