6月21日、楽天生命パーク宮城で行われた楽天とオリックスの第11回戦は、4対3でオリックスが勝利。オリックスは首位攻防戦を制し、2011年以来の9連勝。単独首位に浮上した。
オリックスは2回表、安達了一選手の安打を皮切りに2死満塁の好機をつくると、押し出し死球で1点を先制。さらに3回表にはロメロ選手の3号ソロで1点を追加する。一方の先発・竹安大知投手は3回裏、島内宏明選手の適時打で1点を返され、3回4安打1失点で降板。1点差となった4回裏からは継投に入った。
リリーフは4回裏を山崎福也投手が走者を許しながらも無失点に抑えると、5回以降は1人の走者も許さない完璧な投球でつないでいく。しかし打線も相手救援を捉えられず、5回から7回までは両軍ともに無安打、スコアボードには0が並んだ。
なんとか好投に応えたい打線は8回表、2死から安達選手が内野安打で出塁。ここで代打・モヤ選手が適時二塁打を放ち、待望の追加点を得る。さらに紅林弘太郎選手が安打でつなぐと、福田周平選手にも適時打が生まれ、4連打でこの回2点を追加した。
3点リードの8回裏はヒギンス投手が2点を失うも、1点差で迎えた9回裏は平野佳寿投手が締めて4対3で試合終了。オリックスは序盤からリードを得ると、リリーフ陣の好投で僅差のゲームを制した。これでチームは9連勝とし、単独首位に浮上。打っては安達選手がチャンスをつくる2安打を放ち2得点、紅林選手も3安打を記録した。一方の楽天は島内選手が2安打3打点も、あと一歩及ばなかった。
123456789 計
オ 011000020 4
楽 001000020 3
オ 竹安大知-○山崎福也-漆原大晟-村西良太-澤田圭佑-ヒギンス-S平野佳寿
楽 ●瀧中瞭太-森原康平-福井優也-安樂智大-酒居知史-宋家豪-松井裕樹
文・丹羽海凪
記事提供: