5本のソロが飛び出したシーソーゲームを制したオリックス、3カード連続勝ち越し

パ・リーグ インサイト

2018.5.6(日) 16:34

オリックス・バファローズ T-岡田選手(C)PLM
オリックス・バファローズ T-岡田選手(C)PLM

5月6日、ヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンクとオリックスのカード3戦目。昨日の試合は、福岡ソフトバンクの武田投手が1安打完封の好投を見せチームを勝利に導いた。今日の福岡ソフトバンクの先発は中田投手。先週のオリックス戦では、3回5失点と本来の実力を発揮できなかった。今日の試合ではリベンジを果たしたい。対するオリックスは新人の田嶋投手が先発。プロ初勝利を挙げるなど、2戦2勝の強力打線を相手に今日も簡単に料理できるか。また、内川選手が2000本安打達成まで残り1本に迫っており、本拠地で達成できるかという点に注目が集まった。

試合が動いたのは2回表、4番・小谷野選手が5球目のストレートを流し打ち。打球は右翼席前列へと飛び込む第1号ソロとなり、オリックスが先制に成功。しかし、直後の2回裏、4試合連続安打中と、復調気配のデスパイネ選手が左翼テラス席に突き刺さる第7号ソロを放ち、すぐさま同点に追い付く。

再び試合が動いたのは4回表、1死から安達選手が小谷野選手顔負けの流し打ちを披露。打球は失速せずに伸びていき、左翼ポール際へと飛び込む第2号ソロに。中盤でオリックスが流れを再びつかむ。

しかし試合は再び動き、5回裏に今宮選手が左中間を真っ二つに破る二塁打で好機を演出。続く柳田選手が安打で続き1,3塁の好機を作ると、打席には内川選手が入る。この打席での2000本安打に期待がかかったが結果は犠飛。2000本安打達成とはならなかったものの、しっかりと3塁走者を生還させて、試合を振り出しに戻した。

6回は両チーム譲らず、無得点のまま迎えた7回表のオリックスの攻撃。5番・T-岡田選手が右中間へと運ぶ第2号ソロを放ち、オリックスが勝ち越しに成功する。本塁打の余韻が冷めやらぬ中、続く6番・ロメロ選手が初球の直球を捉えて左翼席中段に突き刺さる第5号ソロ。さらに8回表にはT-岡田選手のこの日2本目となる本塁打が飛び出るなど5対2でリードを広げた。

福岡ソフトバンクは9回裏に2死から高田選手、今宮選手の連打、柳田選手の四球で満塁の絶好機を作り逆転の好機を作る。ここで打席には内川選手。2000本安打の達成と同点、さらにはサヨナラへの期待が高まった打席だったが、ライトへのライナーに倒れ万事休す。オリックスが福岡ソフトバンクの追撃を振り切り5対2で勝利した。

勝ったオリックスは先発の田嶋選手が6回2失点と試合を作り、4勝目。今季福岡ソフトバンクとの対戦成績は3戦3勝とホークスキラーぶりを見せ付けた。一方敗戦投手となった中田投手は11三振を奪ったが、4本塁打を浴び、一発に泣いた。

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