5月6日、ヤフオクドームで福岡ソフトバンクとオリックスのカード最終戦が行われる。5日の2戦目では、先発・武田投手が背番号にふさわしい完璧なピッチングで1安打完封を決め、福岡ソフトバンクが完勝。誕生日だった指揮官と詰めかけた子どもたちに白星をプレゼントした。では、ゴールデンウィーク最終日でもある6日の見どころを見ていこう。
【今季対戦成績】
福岡ソフトバンク→4勝4敗、オリックス→4勝4敗
【福岡ソフトバンク】中田投手 5試合、2勝1敗 30回、20奪三振、12失点 防御率3.60
【オリックス】田嶋投手 4試合、3勝1敗 22.2回、19奪三振、11失点 防御率4.37
6日の予告先発は、福岡ソフトバンクが中田投手、オリックスが田嶋投手だ。今季2度目の顔合わせとなる両者。前回4月30日の対戦では中田投手が3回5失点と試合を作れず。3本塁打を浴び8回途中4失点ながらも、打線の援護に恵まれた田嶋投手に軍配が上がった。球界の大先輩にあたる中田投手にとっては、リベンジを期すマウンドとなる。
対して田嶋投手は今季福岡ソフトバンク戦に2試合登板し、2試合とも白星を手にしている。前述の通り、前回の対戦で3本塁打を許していることは懸念事項であり、比較的対戦機会の多い福岡ソフトバンク打線に「プロの洗礼」を浴びないためにも、細心の注意を払う必要があるだろう。ここまで3勝を挙げているルーキー。その左腕にかかる期待は大きい。
また、この試合の打者のキーマンとして、福岡ソフトバンクの川島選手を挙げる。田嶋投手との前回の対戦では代打で無安打だったが、3月31日の最初の対戦では粘って粘って先制弾をかっ飛ばしている。ここまで「してやられている」ルーキー左腕を、左キラーとして再度攻略できるだろうか。なお内川選手の2000安打まではあと1安打であり、福岡ソフトバンクとしてはぜひとも白星で大記録に花を添えたいところだ。
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