5月27日、バンテリンドームで行われた中日と福岡ソフトバンクの「日本生命セ・パ交流戦 2021」第3回戦は、3対3で引き分けに。福岡ソフトバンクは、交流戦2敗1分スタートとなった。
福岡ソフトバンクは初回、牧原大成選手の安打などで2死3塁の好機をつくり、柳田悠岐選手の適時打で1点を先制。さらに続く中村晃選手が四球を選ぶと、上林誠知選手、甲斐拓也選手に連続適時打が生まれ、幸先良く3点のリードを得た。
援護を受けた先発の笠谷俊介投手は、毎回走者を出しながらも、3回まで無失点に抑える要所を締める投球を披露。しかし4回裏、無死から2四球を与えると、木下拓哉投手に5号3ランを浴びて試合は振り出しに。笠谷投手はここで降板し、2番手として松本裕樹投手がマウンドに上がった。
松本投手が3回1安打3奪三振無失点の好投でつなぐと、7回裏は嘉弥真新也投手、津森宥紀投手の小刻みな継投で中日打線に的を絞らせない。8回裏は前日の試合で敗戦投手となった泉圭輔投手がピンチを招きながらも無失点でつなぐなど、リリーフ陣が好投を見せたが、打線が援護できず。最終9回裏は岩嵜翔投手が締めて試合終了。
福岡ソフトバンクは、笠谷投手が3.0回66球2安打5四球3奪三振3失点の内容で降板。「先制点をもらったのに、自分1人のせいで追い付かれてしまった。もっと大胆に攻めないといけなかった。本当に申し訳ない」と反省を口にした。
123456789 計
ソ 300000000 3
中 000300000 3
ソ 笠谷俊介-松本裕樹-嘉弥真新也-津森宥紀-泉圭輔-岩嵜翔
中 勝野昌慶-谷元圭介-祖父江大輔-橋本侑樹-又吉克樹
文・東海林諒平
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