5月20日、楽天生命パーク宮城で行われた楽天と北海道日本ハムの第12回戦は、4対1で北海道日本ハムが勝利した。
先に試合を動かしたのは北海道日本ハム。2回表、先頭の王柏融選手が3号ソロを放ち、先制に成功する。援護点をもらった先発の池田隆英投手は、3回裏に田中貴也選手に同点適時打を浴びたが、安定した投球を披露。要所を締める投球で勝ち越しは許さない。
4回以降、両軍ともに好機を演出するも決定打に欠き、スコアボードに0が並ぶ。池田投手は6回85球5安打5奪三振2四球1失点の内容でマウンドを降り、7回裏からは堀瑞輝投手にスイッチ。1死1、3塁のピンチを招くも後続を断ち、流れを渡さない。
すると直後の8回表、今季ここまで防御率0.00と抜群の安定感を見せていた福山博之投手を攻める。1死から代打・大田泰示選手が安打で出塁し、2死2塁と一打勝ち越しの好機を演出すると、福山投手の制球が乱れ、まさかの3者連続四球。王柏融選手が押し出しとなる四球を選び1点を勝ち越すと、続く渡邉諒選手が初球を狙い打ちし2点適時打を放つ。4対1と点差を広げ終盤に主導権を握った。
3点リードで迎えた8回裏はB.ロドリゲス投手が登板。無失点で切り抜けると、最終回は杉浦稔大投手が無失点で締めて試合終了。勝利した北海道日本ハムは、投手陣が粘りを見せ打線が終盤に逆転。引き分けを挟んでの連敗を「4」でストップした。
一方敗れた楽天はカード3連勝とはならず。先発の瀧中瞭太投手は、5.2回5安打6奪三振1四球1失点の粘投を見せた。打線は試合が硬直した中盤に勝ち越しの好機を得たが、得点に結び付けられなかった。
123456789 計
日 010000030 4
楽 001000000 1
日 池田隆英-○堀瑞輝-B.ロドリゲス-S杉浦稔大
楽 瀧中瞭太-安樂智大-酒居知史-●福山博之-森原康平
文・小野寺穂高
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