5月18日、メットライフドームで行われた埼玉西武と福岡ソフトバンクの第10回戦は、8対2で福岡ソフトバンクが勝利。投打ががっちりとかみ合い、カード初戦を制した。
福岡ソフトバンクは初回、四球で出塁した中村晃選手を1塁に置き、打席には4試合連続安打中と好調の柳田悠岐選手。「しっかりいいスイングができた」という打球はスタンド上段まで届く8号2ランとなり、2点を先制する。さらに5回表には、1死2、3塁の好機から今宮健太選手、川島慶三選手に連続適時打が飛び出し追加点を奪った。
先発・武田翔太投手は通算7勝1敗と好相性のメットライフドームで、初回を3者凡退に抑える上々の立ち上がりを見せる。続く2回裏こそ犠飛で1点を失ったものの、打線の援護もあってリズムを取り戻し、以降は2塁すら踏ませずアウトを積み重ねていく。
終盤に入っても打線の勢いが止まらない福岡ソフトバンクは、7回表から2イニング連続で2得点を挙げる。8対1とリードを大きく広げたこともあり、9回表も武田翔太投手がそのままマウンドへ。岡田雅利選手に1号ソロを許したが、この試合128球目に投じた直球で山川穂高選手を中飛に仕留め、8対2で試合終了。
勝利した福岡ソフトバンクは、先発の武田翔太投手が9回2失点の好投で、2018年7月29日以来約3年ぶりの完投勝利を挙げた。打線では、この日一軍に昇格し即「3番・指名打者」で先発出場したバレンティン選手が7回表に2点適時打。「ヒサシブリイチグンヒットデスネ」と日本語でコメントし、喜びを爆発させた。一方敗れた埼玉西武は、先発したダーモディ投手が6回91球4安打4失点。2四球がいずれも失点に絡むなど、ややもったいない投球となった。
123456789 計
ソ 200020220 8
西 010000001 2
ソ ○武田翔太
西 ●ダーモディ-松岡洸希-小川龍也-伊藤翔-與座海人
文・吉村穂乃香
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