ファーム防御率「0.45」 一軍デビューの佐々木朗希の二軍成績を動画で振り返る

2021.5.16(日) 10:33 パ・リーグ インサイト
(C)パーソル パ・リーグTV
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 大船渡高校時代に163km/hをマークし「令和の怪物」と世間を賑わせた千葉ロッテ・佐々木朗希投手がいよいよ5月16日に一軍の先発マウンドに上がる。プロの世界に入ってから1年3カ月、ここまでじっくりと調整を続けてきた佐々木朗投手はファームで驚異の「防御率0.45」を記録。いかにして好成績を残してきたのか、今季登板した5試合を振り返る。

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 練習試合から中9日で登板した、4月2日の東京ヤクルト戦が公式戦デビューとなった佐々木朗投手。2回19球1安打2三振と安定した投球で上々のスタートを切った。2回に奪った2つの三振はいずれも3球三振。150km/h台の直球とキレのあるフォークで敵打者を翻弄した。

 初めて本拠地のマウンドに上がったのは4月9日の埼玉西武戦。1番打者に安打を許し、1死2塁と得点圏に走者を進めるも、3番・川越誠司選手を153km/hの力のあるストレートで空振り三振を奪い、続くブランドン選手を内野ゴロに打ち取る。2回を3者凡退に封じると、3回は死球を与えながらも、打たせて取る投球で後続をピシャリと抑えて得点を許さない。この日は3回を投げ39球1安打1死球2奪三振無失点だった。

 4月20日には楽天戦に登板。1回表、ディクソン選手に高く浮いた151km/hの直球をスタンドへ運び込まれ、初被弾、初失点となった。2回には150km/h台の直球を巧みに操り3者連続三振を奪う。3回には無死満塁のピンチを迎え内野ゴロで1点を失うも、後続を凡打に打ち取り最小失点に切り抜けた。この日は3回2安打1四球4奪三振2失点で降板。2ストライクから打者に粘られフルカウントに持ち込まれて球数が多くなったことが課題となった。ファーム以上に粘る打者の多い一軍での修正能力に期待がかかる。

 4試合目の先発となる5月1日の巨人戦では、自己最長の6イニングを投げきった。初回に安打を2死1、2塁とするも無失点で切り抜けると、2回は3者凡退に抑えるすばらしい立ち上がりを披露。直後に援護をもらうと、以降は安打を許さず凡打の山を築く。6回65球1安打1四球5奪三振無失点とテンポのいい完璧な投球を披露し、先発としての役割をしっかりと果たした。

 5月8日の楽天戦では待望の公式戦初勝利を飾った。初回は3者凡退に打ち取るも、3回裏に2死1、2塁の場面で適時打を許し1点を失う。しかし、以降は持ち前の制球力と角度のある直球で楽天打線を封じ込める。5回は1死1、2塁のピンチを迎えるも後続を三振、中飛に打ち取り、勝利投手の権利を手にして降板。打線の援護もあり初白星を手にした。この日は最速156km/hを記録し好調をアピール。そして、5月14日に井口資仁監督は報道陣に対し、佐々木朗投手の16日の登板を明言した。

 190cmの長身から繰り出す速球と落差のある変化球を操り、5試合で、1勝20回10安打1本塁打19三振3失点(自責点1)、防御率0.45と文句なしの仕上がりを見せ、一軍登板のチャンスをつかみ取った。そんな佐々木朗投手の前に立ちはだかるのは、チームの天敵・埼玉西武。千葉ロッテは今シーズン、埼玉西武を相手に2勝5敗1分と大きく負け越している。今日の試合は、首位追走のためには落としたくない一戦になるだろう。世界中から注目が集まる中、どのような投球を見せてくれるのか。本拠地・ZOZOマリンスタジアムで19歳が大きな第一歩を踏み出す。

文・下村琴葉

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