4月1日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと福岡ソフトバンクの第3回戦は、2対0でオリックスが勝利。オリックスの先発・山本投手は持ち味を十分に発揮した完璧な投球で、今季初勝利を完封で飾った。
オリックス打線は初回、1番・太田椋選手、2番・佐野皓大選手の連打で無死1、3塁の好機を演出すると、続く吉田正尚選手の適時打で1点を先制する。中5日登板の先発・山本由伸投手は、鋭い直球とキレのある変化球で翻ろうし、鷹打線を封じ込める。対する福岡ソフトバンクの先発・武田翔太投手も初回に失点したが、2回以降は7回途中まで1安打に抑え込む力投を披露。両者とも初回以降はスコアボードに0を並べ、試合はしびれる投手戦となった。
再び試合が動いたのは8回裏。オリックスは3番手・嘉弥真新也投手を相手に吉田正選手の安打などで2死1、2塁のチャンスを作る。すると伏見寅威選手が4番手・泉圭輔投手から適時打を放ち、2対0と待望の追加点を挙げた。
2点のリードを得て迎えた最終9回表は、そのまま山本投手がマウンドへ。代打・長谷川勇也選手を遊ゴロ、続く今宮健太選手を中飛に打ち取ると、柳田悠岐選手を遊ゴロに封じて試合終了。2対0でオリックスが勝利し、カード勝ち越しを決めた。
勝利したオリックスは、先発・山本投手が9回121球2安打1四球13奪三振無失点の快投。2塁を踏ませず今季初勝利を完封で飾った。3月26日以降無安打であった吉田正尚選手はマルチ安打を記録し復調の兆しを見せた。開幕前に支配下登録を勝ち取ったルーキー・佐野如一選手は「8番・右翼」でプロ初スタメン、7回裏にはプロ初犠打を決めた。
一方敗れた福岡ソフトバンクは、先発の武田投手が 6.1回を110球4安打7奪三振5四球1失点と力投を見せるも、援護に恵まれず敗戦投手に。打線は山本投手の前にわずか2安打に倒れ、2連敗を喫した。
123456789 計
ソ 000000000 0
オ 10000001X 2
ソ ●武田翔太-杉山一樹-嘉弥真新也-泉圭輔
オ ○山本由伸
文・下村琴葉
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