オリックスの和製大砲が1本塁打4打点の大暴れ。田嶋大樹が本拠地初勝利

パ・リーグ インサイト

2018.4.30(月) 16:16

オリックス・バファローズ T-岡田選手(C)PLM
オリックス・バファローズ T-岡田選手(C)PLM

京セラドーム大阪で行われた、オリックスと福岡ソフトバンクのカード3戦目。昨日の試合は延長戦にもつれ込む白熱の展開となったが、最後は本多選手の決勝打で福岡ソフトバンクが勝利を飾った。

カード勝ち越しを懸けた今日の一戦、福岡ソフトバンクの先発は中田投手だ。今季は2勝負けなしと好投を続けている。前回登板の北海道日本ハム戦では8回無失点に抑える好投を見せているだけに、今日も同じパフォーマンスが期待される。

対するオリックスの先発はルーキーの田嶋投手だ。一度先発ローテーションを外れて4月19日以来の登板となる今日。プロ初勝利を挙げたチームを相手に3勝目を目指す。

初回、オリックスが中田投手の立ち上がりを捉える。まずは1番・宗選手が中田投手の2球目の直球を捉え、中堅フェンスを越える第1号先頭打者弾。宗選手にとってはプロ初アーチでもあり、1塁ベースを踏んだところでガッツポーズ。喜びを爆発させた。

宗選手の先制弾で勢い付いたオリックスは、さらに猛攻を見せる。3番・ロメロ選手が右中間を破る二塁打を放ち、4番・小谷野選手の死球、6番・安達選手の四球で2死満塁の好機を作る。ここで打席に立った7番・T-岡田選手が、6球目の内角の直球を捉えて2点適時打。オリックスが初回から3点のリードを奪う。

3点を追う福岡ソフトバンクは3回表にゴロで1点を返すが、直後の3回裏、1死から6番・安達選手が安打で出塁し、続くT-岡田選手が右翼席中段へ運ぶ今季第1号2ラン。和製大砲の待望の一発により、オリックスが5対2とリードを広げた。

対する福岡ソフトバンクは5回表、2死から9番・甲斐選手が左翼席前列へと運ぶ第2号ソロを放ち、1点を返す。続く川島選手、今宮選手の連打で1,2塁の好機を作り、打席には3番・柳田選手。同点弾が期待された場面だったが、田嶋選手の外角低めの直球に手が出ず見三振。更なる追加点は奪えなかった。ただ6回表には内川選手の今季1号ソロが飛び出し、3対5とじわじわリードを縮めていく。

しかしオリックスは、6回裏に1死から8番・福田選手が二塁打を放つと、続く若月選手の適時打でスコアを6対3に。点差を詰められた直後に、再びリードを広げた。

逆転を目指す福岡ソフトバンクは、8回表に柳田選手の第5号ソロ、9回表に城所選手の第1号ソロで1点差に迫ったが、反撃はここまで。試合は福岡ソフトバンクの一発攻勢を振り切り、序盤のリードを守り抜いたオリックスが6対5で勝利。カードの勝ち越しを決めた。

オリックスは先発のルーキー・田嶋投手が、プロ入り最長となる8回途中までを投げて115球、被安打7本、失点4。被本塁打3本と課題も残る結果となったが、本拠地初勝利を自身の手でつかんだ。

敗れた福岡ソフトバンクは、先発の中田投手が3回5失点と誤算。中継ぎ陣が踏ん張り、打線も最後まで反撃を見せたが、あと一歩及ばず。2カードぶりの勝ち越しはならなかった。

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