序盤から得点を奪い合う激しい展開。千葉ロッテが接戦を制し、連敗阻止

パ・リーグ インサイト

2018.4.29(日) 17:52

千葉ロッテマリーンズ・藤岡裕大選手(C)PLM
千葉ロッテマリーンズ・藤岡裕大選手(C)PLM

ZOZOマリンスタジアムで行われた、千葉ロッテと北海道日本ハムの3連戦2戦目。初戦は2本塁打を放った大田選手の活躍もあり、北海道日本ハムが勝利している。

今日の北海道日本ハムの先発は加藤投手。前回登板で今季初白星を手にしており、今日も勝って波に乗っていきたいところ。対する千葉ロッテの先発・酒居投手は、先週の登板で今季初黒星を喫している。チーム、そして自身の連敗を避けるためにも、今日の試合では勝ち星をつかみたい。

試合は序盤から激しく動く。まずは1回表、北海道日本ハムは2死から3番・西川選手が四球を選んで出塁すると、4番・中田選手は左中間へ、5番・アルシア選手は左前にそれぞれ適時打を運び、2点を先制する。対する千葉ロッテは直後の1回裏、1番・荻野貴選手から2番・藤岡裕選手、3番・中村選手と3者連続安打が飛び出し、1対2とすぐさま1点差に詰め寄る。

攻防はなおも続き、2回表に北海道日本ハムが大田選手の適時打で1点を加えると、千葉ロッテは7番・大嶺翔選手の安打から2死2塁とすると、北海道日本ハム・加藤投手の暴投の間に一気に生還し、再び1点差に詰め寄る。

際どい攻防が続く中で、3回表には北海道日本ハムの6番・レアード選手が4号2ランを放ち、序盤3イニングスを終えて5対2と北海道日本ハムが3点のリードを奪う。しかし、千葉ロッテも4回裏に相手の野選や犠飛で2点を加えてしぶとく追いすがり、5対4と北海道日本ハムの1点リードで試合は後半に突入する。

そして先発・酒居投手からマウンドを引き継いだ2番手・有吉投手、3番手・田中投手が2人で3イニングスを被安打1に抑える好投を見せると、打線が投手陣の奮闘に応える。6回裏、2死から9番・大嶺翔選手がこの日3本目となる安打を放って出塁すると、代わった西村投手から1番・荻野貴選手が安打を放ち、2死1,2塁の好機を演出する。この場面で、2番・藤岡裕選手が右翼線を破る適時三塁打を放ち、2者が生還。千葉ロッテがこの回、6対5と逆転に成功した。

7回表は大谷投手、8回表はシェッパーズ投手がそれぞれ得点圏に走者を背負いながらも無失点に抑え、千葉ロッテが1点のリードを守ったまま試合は最終回へ。最後は守護神・内投手が2つの三振を奪う圧巻の投球で無失点に抑え、試合を締めくくった。

得点を奪い合う展開を制した千葉ロッテが、6対5で勝利した。今季初勝利を記録した田中投手をはじめ、救援陣の奮闘が目立つ試合となった。今季初のスタメン出場となった大嶺翔選手は4打数4安打でアピールに成功し、ルーキー・藤岡裕選手が決勝打を放つなど、若手野手の活躍も目立った。

対する北海道日本ハムは、先発・加藤投手が崩れて連勝ならず。試合序盤に得点を重ねた打線も、4回以降は沈黙してしまった。

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