3月4日の18時から、札幌ドームで北海道日本ハムと埼玉西武のオープン戦が行われる。前日の試合では北海道日本ハムが中盤に得点を重ね、5投手による完封リレーで本拠地でのオープン戦初戦を白星で飾った。開幕に向けて調整が続くこの期間で両軍はどのような仕上がりを見せられるか。
【昨季対戦成績】
北海道日本ハム→14勝10敗
埼玉西武→10勝14敗
北海道日本ハムからは、淺間大基選手に注目したい。2月27日に行われた横浜DeNAとの練習試合では、途中出場ながらも2安打1打点の活躍。3日の試合でも5回表からセンターの守備に就くと、追加点となる犠飛とフェンス直撃の二塁打を放ち、アピールに成功した。昨季はファームで打率.345を記録しているだけに、その素質は高く評価されているところ。7年目を迎える今季はオープン戦で結果を残し、厳しいレギュラー争いを勝ち抜くことはできるか。
埼玉西武では鈴木将平選手が存在感を示している。2月26日に一軍に合流し、3日の試合ではつながりを欠いた打線の中で、唯一のマルチ安打をマーク。オープン戦の初戦から順調な調整具合を見せた。昨季は開幕一軍入りを果たしてプロ初本塁打を記録するなど、飛躍の足がかりとなるシーズンとなったが、不動のレギュラー獲得に向けてはさらなる成績向上が求められる。真価が問われる今季は、まずオープン戦から状態の良さをアピールしていきたいところだ。
文・和田信
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