契約更改後の会見で社会貢献活動への思いも明かした柳田
福岡ソフトバンクの柳田悠岐外野手が23日、本拠地PayPayドーム内の球団事務所で契約更改交渉を行い、4000万円増となる年俸6億1000万円で来季の契約にサインした。6億1000万円は2002年の松井秀喜氏(巨人、6億1000万円)に並ぶ日本人野手史上最高年俸となった。(金額は全て推定)
交渉後に行った会見で、柳田は報道陣に向けて継続して行う社会貢献への思いも口にした。現在は「特定非営利活動法人SOS子どもの村JAPAN」に対して1本塁打につき10万円、「WFP国連世界食糧計画」に対して1本塁打につき20万円を寄付しており、「来年も2つやりたいと思います」と語った。
今季はシーズンで29本塁打、そしてクライマックスシリーズと日本シリーズで1本ずつと、計31本塁打を放ち、寄付金額は930万円ほどになる。ただ、柳田はこれに満足せず「もっとしないといけないと思っているので、また考えて、こういう活動は続けていきたい。困っている人は、テレビを見てもいますし、どういうところにやればいいか考えて、今やっているものプラスで考えたい」と、更なる社会貢献活動を検討していることを明かす。
社会貢献活動への思いはどこから湧くのか。柳田は「給料たくさんいただいているので……。やれるなら、自分の状態がやれる状態ならやり続けたいと思っています」とサラリ。「ホームランを打ちたい気持ちから、こうさせてもらっている。もっともっと、それをモチベーションに変えてホームランを打って寄付できるようにしたい」と語っていた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)
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